「今習っていることって、将来役立たないじゃないですかぁ。だからなるべく勉強したくないんです」
サユキはいつも思ったことを直球で伝えてくる。
そういうことを勉強を教える塾で言う?なんてことを真っ直ぐに。その真っ直ぐさはもはや清々しい。
以前も良かれと思って作った勉強法を載せたクリアファイルを渡すと「可愛くないからいらないですよ」なんて言い放ってきたことが。
おかげで面白いブログ記事が書けたので総じて良しでしたが(笑)
さて、サユキの言ったこのセリフ、このたぐいのセリフに対してどんなふうに返すかというのは塾講師、いや、教師という職につくものの見せ場のひとつでしょう。
「四の五の言わずにやれ!」とか、
「やりたくないなら辞めてみたら?」とか、
「先人たちの知恵の結晶なんだ」とか、
「世の中をより良くするためだ」とか。
その教師が生きてきて感じたことを子どもたちにぶつけてあげる機会ですよね。
今回のサユキのパターン、返事を頭で巡らせました。いろいろと思う所はありますが、相手に合わせて答えていく必要もありますよね。
どんな言葉で伝えようかと考えていると、さゆきのキャラクターが過去の生徒と重なりました。
その生徒は約15年前の生徒カオリです。なんだか読んだ感じの音感がサユキに似てますね(^_^;)
当時カオリは3者面談で私にこう言い放ちました。
「私はメークアップアーティストになりたいから高校はどこでもいい」
インパクトのある生徒だったので印象深く、なんだかんだ今も交流ある生徒ですww
私はカオリのエピソードで伝えるのが良かろうと、サユキに返事をしました。
「同じことをサユキみたいな昔の生徒が言っててな、その生徒は大人になってから真剣に勉強をする必要が出てきたときに、勉強を頑張ったことが無かったから頑張り方がわからずにものすごく苦労したって言ってたのよね」
「だからサユキが大人になったときに、なにか本気で頑張って取り組みたいことが出てきたときに、『頑張って知識を身につけた』という経験が無いと苦労すると思うんだ」
「今は勉強を通して頑張る練習をしていると思えよ。将来何かやりたいこととかある?今やってることは全部将来に繋がってんだよ」
軽い立ち話でのことですし、おそらくサユキの心には伝わっていませんね。しかし、サユキの周りの大人がこの記事を読んでくれています。
「サユキちゃんブログに出てたね」なんてさっき貼った以前の記事は、周りの大人から本人の耳に入ったそうです(^^)
ってことは、この記事も恐らく周りの大人が彼女に伝えてくれることでしょう。再度文字から読んでもらって、サユキの心に届くと良いですね。
少しフォローをしておくと、その日はサユキが自ら自習に来てました。今週の彼女の自習時間はコミル計測で7時間ぐらいでしたかね。
なんだかんだ言いながら今週はよく頑張ってたね!この調子で頑張ってね♪
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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