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なるほどなるほど。
これ、英語の長文問題でも同じことが言えますよね。
毎年中3生の入試対策講座ではこれを話題にしていました。
「文章を読んでから問題を解く」のか、「文章を読みながら問題が出てくるたびに解く」のか、「問題を読んで関連するところだけ読んで解く(全文を読まない)」のか、実際にはどんな解き方をしているのかを講師も含めて挙手をさせて聞いてみるのです。
その結果はどうだったかというと……
国語の成績が良くない生徒ほど「先に問題を読んでから本文で関連するところだけ読んで解く(全文を読まない)」をしてました。
そして、勉強が得意な生徒ほど、また大半の講師が「文章を読みながら問題が出てくるたびに解く」を選んでましたね。
「文章を読んでから問題を解く」も得意な生徒や講師たちが選んでいましたが、その割合は「文章を読みながら問題が出てくるたびに解く」ほどではありませんでした。
このアンケートをとったあとに私は言うセリフはいつも決まってます。
「ほら見てみろ、講師の先生たちの中に問題だけ読んで全文読まないなんて人は1人もいないだろ?」
「この質問は毎年してるけど、過去に全文読まずに解いてる講師は一人もいないよ」
「勉強が得意な人たちは必ず全文を読んでる。この事実を受け止めて今日から解き方を変えなさい」
「先に全文読むか、読みながら解くかは、両方試してみてフィットした方にするといいよ」
と言った感じです。
個人的には、時間制限が無いならば、文章を読んでから問題を解きたいです。なぜなら、文章自体をじっくりと楽しみたいから(´▽`)
先に読んでから解くという作戦の良いところは「一通り文章を読んで、全体像を把握して、それから問題にあたることが出来る」というところですよね。
時間が許せば、この解き方がフィットすれば、これが良いなと思います。
で、実際に私は「文章を読みながら問題が出てくるたびに解く」という作戦で解いてます。一番時間のロスが少ないだろうという理由が強いです。
また、後から戻って「えぇっと、このへんどんな内容だったかな?」なんて振り返るよりも、その場その場で問題を倒していくほうが私の性分に合ってますね。
さてさて、いただいた質問を思い出します。
お母様はどっちが良いでしょう?なんておっしゃっていただきましたが、「どちらも良いので、どちらも試してフィットした方」とお答えしておきます。
派閥としては「読みながら解く派」が最大派閥だと思いますよ。これまでに毎年アンケートをとってましたから肌感でそう思います。
だからといってお母様の「読んでから解く派」が劣っているとは思っていなくて、こちらの解き方で結果が出せるのはそれこそ国語が得意だからこそかなと。
国語が得意だからこそ「読んでから解く」を選べるのかなぁと私は思います。
以上です。こんな風に私は思います。
SNSとかで同業の先生から参考になるコメント届いたら追記で貼っておきますね。
参考にしてください。
きょうはこのへんで。
それでは。
※追記!意味段落ごとに解く!という派閥からツイートいただいてます(^^)
内容的に一区切りついたら設問みて、解ける問題は解いて、まだ根拠が出てきていないものは飛ばすという感じですかね。
いい文章だと、ついつい全部読んじゃって、解くの忘れてた!ってなりますけどね(笑)。— 進学塾寺子屋本楽寺@四冊目の共著『自学力の育て方』、KADOKAWAから発売中 (@TerakoyaH) December 24, 2022
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國立拓治
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