大手進学塾では成績下位の子は伸ばしにくいでしょうか?

また転塾についての相談が来ています。

マシュマロに軽く返事をしてしまったので、質問はいつもの画像ではありませんが、内容はこちら↓

中1の親です。 転塾についてうちも悩んでいます。

うちの場合は、大手進学塾で後ろから数えた方が早い順位です。

授業についていけてないのか塾に確認すると、「授業では問題なく理解できているんですけどね」と。

確かに小テストは1問ミス程度で、宿題もほぼ1回目からできています。

テスト前はテキスト、プリント類を数回繰り返したり、新たな問題を解いて確認しているのにテストでは結果がでません。

改善点をアドバイスしてもらいたくて面談をしても、「学習量が足りない、答えを覚えているだけでは?」など簡単な答えしかもらえず具体的な方法を聞いても答えが返ってきません。

ちなみに、授業を受け持っている教室長です。

成績上位者にとっては特に問題ないようですが、下位にとっては伸ばしてもらえる環境ではないかもと考えたりしています。

本人は転塾はあまり望んでいませんが、もう少し小規模で学習の方法について教えてもらえる塾に変更しようか迷っています。

長文ですみません。アドバイスいただけたらありがたいです。

なるほどなるほど。

大手塾に通うもどうも成果が出ないと。下位の子には伸ばしにくい環境かな?と。

だから転塾を検討したいと。

前回いただいた相談と逆のパターンみたいですね。

冬期講習が始まりました。皆にとって良い冬になるよう頑張ります。さて、マシュマロに質問届いてます。今日もこちらへのお返事で端的に!な...

端的に結論から。

・集団指導塾は下位の子は向いてない!

・大手集団指導塾は指導が合ってなくてもそれを口にしない(出来ない)!

・季節講習を利用して個別指導塾で見てもらってみる!

・演習時に答を預かりマル付けをしてみて、弱点を探ってみる!

端的じゃなかったかな(+_+)伝えたいこと沢山ありまして。

順に行きましょう。

まずは、集団指導の塾に通うには、レクチャーによる一方的な説明をキャッチする能力と意欲が必要です。

すると国語の成績が2とか言う生徒は基本的に向いてません。3でギリギリかと。

同じく、勉強に気が無い子もダメですね。ボーっとしていても一斉授業は進んでいきます。他ごと考えていても進んでいきます。

集団指導塾に向くのは、国語の成績が3以上の勉強への気持ちがある成績中位以上の子たちです。

向かないのは国語の成績が2以下で勉強への気が無い下位の子たちです。

まぁ、勉強への気が無い子はどんな指導形態でもシンドイですが(..)

で、デリケートで大事なことお伝えしますね。

大手集団指導塾は指導が合っていなくてもよほどのことが無い限り「合っていないので塾を変えることを勧めます」とは言わないということです。

集団指導は先ほど書いた通り、向く生徒と向かない生徒がハッキリしてます。向かない生徒が成果を出せない時にはモンモンとした想いを抱きます。

「指導形態と合ってないよなぁ」と。

私の塾業界デビューは集団指導でしたから、この想いは体験済みです。

とはいえ「合ってないので辞めることを勧めます」とは言いづらいのです。なぜなら、集団指導塾では生徒数が絶対で、「生徒の退塾」というのは塾にとって悪で失敗でミスです。

そんな雰囲気が流れているのです。おそらく多くの塾で。

皆で協力して多くの生徒を指導をして対価をもらうという戦い方を選んだ以上、「生徒がいないと話が始まらないでしょ!」ということなのかと。

私の空気が読めないペーペー新人時代。先輩に「その生徒のことを考えた結果、退塾が一番だという結論に至った時はどうしたらいいでしょうか?」なんて聞いたことがありました。

「それでも退塾を止めるんだよ。そういう正しいことがしたかったら学校教育でやらなきゃ」

先輩がこんな風にモンモンとした想いを胸に秘めながら慎重に伝えてくれたことを覚えています。

塾には「退塾止め」という言葉があるんです。これは業務の1つの種類として確立してます。退塾を止めることが得意な先生は一目置かれたり。

もはやなんだか違う競技のような感じにもなってますね。

・・

……おや、なんだか話逸れてますか?(´▽`)

要はこんな背景あり、大手集団指導塾の先生は「そうですね、合ってませんね。塾を変えてみてください」と口にすることはほぼ無いということです。

少ない拠点で指導をしている個人塾のようなところでしたら言ってくれるかもしれません。規模が大きくなればなるほど言ってくれる確率は下がるでしょう。

規模が大きくなればなるほど「生徒数」を追いかけるように指導されるからです。

個別指導部門を持っている塾でしたらそちらへの転向を勧められることもあるやもですが、これも一筋縄でいかなくて。(ここも改めて書いてみます)

さて、そんなわけで保護者自身で塾は判断をしましょう。指導形態が合っているのかは。

さて、合ってないかも?と思い始めたらいろいろ探ってみましょう。

まず個別指導塾の講習に参加してみてください。最初の面談時に現在の状況を伝えて、なぜなのか見ていただきたいと。

上手く個別指導塾で課題が発見されて改善に向かうようでしたらその塾に転塾するといいですよね。

で、あとはなぜ繰り返し演習をしているのに成果が出ないのかを実際に保護者に見てみていただきたいです。

必ずどこかにその謎が隠れてます。問題集が出来たのにテストが出来ないなんてことは基本無いです。

おそらく問題集を繰り返すことにピントが合っていて、×を〇にするところにピントが合ってません。×は×のまま、〇になる努力が出来ていないのではと想像します。

問題演習1回目から全てマル付けを担当してみてください。

たとえばマル付けを担当するだけで演習量がグッと減った時は、チートをしていたということかもしれません。

たとえば今までよりも1回目の〇の数がグッと減ったなんて時は、チラチラ答を見ながらやっていたということかもしれません。

必ず何かしら問題点が炙り出てくるはずです。是非確かめてください。

※追記 「学習量が足りない」というのは受け止めるべき具体的なアドバイスです。今現在どれだけ演習に取り組めているか確認してみてください。問題集は各教科で何回取り組んだのか?

「やり方もなにも、塾で指示してる学習量をやれてませんからね」と塾から伝える場面は実際にあります。当塾であれば実際に取り組んだ量を示して伝えます(^^)

以上です。

・大手進学塾は指導が合ってなくても転塾を勧めてくることは無い

・個別指導塾を季節講習で試してみる

・マル付け代行で保護者自身でどこに問題があるかを探ってみる

といった内容でお送りしました。

参考になると良いです。

今日はこのへんで。

それでは。

ちょっと時期がずれた画像なのは、クリスマスに公開予定のエントリーだったから!(^^)

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを毎日更新。2018年3月に月間50万PVを達成。拙著「くにたて式中学勉強法」は発行部数2万1千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。インドとビールと鮮魚も好き。詳しいプロフィールはこちら。
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