OFFです。余談を。
余談と言いながらも今日は内容的に塾に関連してきますね。
どこから見つけてきたのか忘れましたが、Amazonで「意志力の科学」という本を購入しました。
3年前に読んで記事も書いていたベストセラー「スタンフォードの自分を変える教室」の中で紹介されていた「意志力」についての第一人者が、この本の著者ロイ・バウマイスターという心理学者なのだそうです。
3年前のその記事の中でもしっかり意志力について書いてます。
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さて、今回は意志力についての本家、元祖本と言って良いでしょう。それにしてもこの本・・・見た目のダサさが凄いです(苦笑)
何がこのダサさ作ってるのでしょうか?フォントでしょうか?デザインでしょうか?聞いたことが無い出版社から出てますし、お金をかけていない感が凄いです(言いたい放題)
知る人ぞ知る料理の名店の雰囲気ですね。決して綺麗とは言い難い店内で最高の料理を出す山猫軒@名古屋のような本かもしれませんw
本体とは違って帯はちょっとちゃんとしてます。なんでしょう?フォントかな?書いてあることもキャッチーです。
翻訳本特有の読みにくさ炸裂の本!
さ、早速読んでみるか!・・・となるのですが、この本がまた読みづらい読みづらい(泣)
翻訳本独特の変な言い回しだったり、アメリカのジョークをただ訳してあったり、それはそれは読みづらいのです。
ななめ読みで読み流そうと思ったのですが、全く流れていきません(苦笑)
大事な部分のフォントが太字になっていたり線が引いてあったり章ごとに要点がまとめられていたり、そういった読みやすさは皆無の硬派本!
まさに修行のような本なのです。
ここまでこき下ろしておきながらもこの本が私にとっての上半期ベスト本間違いないです!
なんといっても内容が素晴らしい!
ななめ読みを諦めた私は内容の素晴らしさにこの本を売らないことを決定したので、恐らく生まれて初めて色ペンで線を引きながらじーっくりと読み進めています。
私のように読み進めてゲンナリしてきた方にこの本のお勧めの読み方をお教えすると、翻訳者が巻末に解説として内容のダイジェストを書いてくれています。
このページのダイジェストで興味があるところを最初の目次に戻って探してですね、そこのページからついばむように読むのが良いかとw
対して章ごとの関連性はありませんのでこんな読み方もアリかなと思います。なんせ読みにくいですから(笑)
私が選んだこの本の4つの要点
翻訳者は巻末の解説で本の要点を太字で12個紹介していましたが、ここでは私がこの要点の中でも特に素晴らしいと思った4個をご紹介しますね。
意志力は筋肉のように疲労し、また鍛えることができる
意志力は生徒にわかりやすく言い直すと集中力になるかもしれません。「集中力は筋肉のように疲労し、また鍛えることができる・・」
ほら、ピンと来ませんか?鍛えることができるのが素晴らしいです。
意志力の出所は1つであり、そのエネルギー量には限りがある
意志力は何かを我慢したり、感情を抑えたり発散したりすると消耗していくそうです。どんなことに使っても出所は1つで限りがある。
んーということは次が大切かな↓
大切なのは意志力をいかに使わないか
これは先日記事にもした「やる気と戦わない」という記事の内容に繋がるんだろうなと。
学年TOPの子が集まる寺子屋本楽寺の根保先生も、開智塾の岩田先生も、生徒たちに意志力を使わせず指導しているように見えます。凄いな。ここに繋がるんだな。
この章はしっかり読み込んで当塾の指導に活かしていきます。
意志力をすぐ強くできる方法がある
翻訳者はこの本の目玉だとおっしゃってます。確かに素晴らしい内容でした。
どんな取り組みが意志力強化に良いのかわからず手当たり次第試してみたそうです。書いてあった試した3つの取り組みは、「2週間姿勢を正し背筋を伸ばす」「2週間食べたものを記録する」「2週間前向きな感情を保つようにする」でした。
この中で最も効果が無かったのが前向きな感情を保つ取り組みで、逆に最も効果があったのが・・・
なんと、姿勢を正して背筋を伸ばすという取り組みだったそうです!!
この記述を読んで思わず本を閉じて天を仰ぎました(笑)
「マジか・・・姿勢を正しく取り組むことが成績向上に大切なのが科学的に証明されちゃったのか・・・」
もう1つ思ったのが
「森信三さんの本に書いてあった(腰骨を立てなさい)という小学生向けの教えは実は科学的に裏付けされたものだったんだな・・・」です。
ただの精神論だと思ってたんです。古い方の言葉なので(笑)まさかな。腰骨を立てることがここに繋がるとはな・・
目から鱗が滝のように流れ出ましたね(笑)
以上の4つです。
実はまだ全部読めていないんですけどねwそれでも上半期マイベスト決定です。
ペンを片手に明日もじっくり読んでみます。
ご興味あればどうぞ読んでみてください。おススメできるのは同業の先生と保護者でしょうか。ただ、地味に値段が高いのと、結構読みにくいのがポイントです(笑)
なにかとケチはつきますが、私が書いた内容にウズっときたら是非アタックしてみてください!
ダサい外観とは裏腹に素晴らしい内容の本ですから!
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文中で登場した森信三さんのこちらの本もお勧めです!アマゾンのレビュー読んで興味あればどうぞ!
今日はこのへんで。
それでは。
國立拓治
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