教科書まとめ勉強は「振り子打法」や「トルネード投法」のよう！

Youtube「さくら個別チャンネル」本日更新！

今日からダメダメ勉強法のシリーズです。

「この勉強法に気をつけろ」「この勉強法は辞めとけ！」というのをお伝えしていきます。

トップバッターは賛否両論になりやすい「教科書まとめ勉強」についてです。勉強が得意な子が取り組んだりします。

また、それを見て勉強が苦手な子も真似をして「教科書まとめ勉強風」なことを取り組んだりします。

私は「教科書まとめ反対」の立場をとってます。理由は「難しいから」「時間がかかるから」「考えなくてもノートだけ埋まるから」ですね。

同じことを動画でも言ってます。動画であると伝わりがまた違いますよね。教科書まとめを愛用している勉強に苦戦している中学生がいたら是非見てみてください！

ほんと、教科書まとめ勉強って、勉強が得意で優秀な人しかやらない方がいいです。

たとえば野球にはバッティングフォームもピッチングフォームも基本の型がありますよね。少年野球では基本の型を身につけることから指導をされるのではないかと想像しています。

バッティングでしたら、バットを右手を上に持ち、膝を軽く曲げ、脇をしめ、地面に水平にバットを振る。全部想像で書いていますが、10人の指導者が10人同じことを言う部分があると思うのです。

少々例えが古いですが、小1生にイチローの振り子打法を教え込んだり、野茂のトルネード投法を教えたりしないはずなんです。

あれは基本フォームを完成させた後に取り組んだもので、才能があって結果を出しているから多くの指導者と試行錯誤を重ねて育った特殊なフォームであって、万人が真似すべきものではないですよね。

極端な例かもしれませんが、教科書まとめ勉強というのは、私はこの感じに近い気がしています。

振り子打法のウィキペディアを今読んできたのですが、あの打法には強靭な手首と足首の力と、早いスイングスピードが必要になってくるそうです。

ということは手首の力が弱くスイングスピードが遅い選手には、振り子打法はマイナスでしょう。基本フォームの方が成果が出せます。

教科書まとめ勉強に関しても同じことが言えるかと。

国語力が少なくて勉強への意欲が高くない生徒には、教科書まとめ勉強はマイナスでしょう。まとめてあるものを覚えた方が短時間で成果が出せます。

教科書まとめ勉強派に配慮して言葉を選び言葉を尽くして書いてきましたが、一言で言うと

「教科書まとめはやめときゃ～」

ですね(´▽｀)

教科書や授業ノートというのは基本的に重要なものをまとめてあるものです。ありがたく利用をして、これを書き出したりせずに覚える作業から始めてください。

具体的には→教科書やノートを音読する、重要語句や覚えるべきところにチェックペンをひいて言えるようにしてから書けるようにする。

こんな勉強で教科書まとめ勉強の半分以下の時間で取り組めるはずです。

各スポーツに基本の型があるように、勉強にも基本の型があったらいいなと思います。

生徒一人ひとりの考えや性格に合わせて勉強法は様々あって良いとは思いますが、まずは基本の型を身につけてからやれたらより良いなと思うのです。

基本を守り、身につけたらより自分にあった形を探すべく基本を破り、その形が出来たなら基本を離れる。

日本古来の「守破離」という考え方ですよね。

守破離（しゅはり）は、日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つ。

日本において芸事の文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想で、プロセスを3段階で表している。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ウィキペディアより

「うちの塾で勉強したいの？では君の実力からするとまずはうちの勉強のキホンの型に沿ってテスト勉強をしてもらう。いいね？」

こんな風に言えるぐらいの、簡単に図解できるぐらいの、今よりももっと明確でシンプルな勉強のキホンを。

今年はこれに凝ってみたいなと思ってます。

今日はこのへんで。

それでは。

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愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版！著書累計は6万5千部突破！休日は余談も発信！３度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。