生徒たちのテスト結果や夏期講習の準備を進めながら、本の執筆を教室で進めていました。
3度目の手直しです。不思議なもので、直すべきところが湧いてくるんですよね。
ブログも間違えてすべて消してしまって書き直した時の方が良い文章が書けたりするんですよね(*_*)
あと少し頑張ります。
さてさて、原稿を書いていてふと手を止めました。
「四の五の言わずに取り組みましょう」
なんて書いたのですが…
まてよ?今の中学生が「四の五の」なんてフレーズ知っているのか?
嫌な予感がしました。
ちょっと書き換えておこうと「ウダウダ言わずに取り組みましょう」なんて表現に変えましたが・・・
ウダウダはニュアンス伝わるのか?
嫌な予感しかしません。
幸いここは塾の教室。そこらじゅうに中学生がいるので直接聞けばいいでしょう。
まずはあまり言葉を知らなさそうな中3生。
「どちらもわかりません」
ほどよく知っていそうな中3生は
「四の五の言わず取り組めというのは、集中して取り組めということ」
と、少しズレた答えを。
講師はどうだ?大学生の語彙に「四の五の」はあるか?
語彙少なそうな理系大学生に聞くと
「シノゴノはわかりません」
文系の大学生講師に聞くとかろうじて
「どういう字で書くかわかりませんが、フレーズでわかります。ごちゃごちゃ言わず取り組めってことですよね?」
むむむ、ここにきてようやく正解か。
澤木先生に聞いてみるとどんな字で書くかも含めてわかっていました。
ハッ!?( ゚Д゚)もしかして死語?昭和の語彙?
たしかに語源は今になじみがないもの。
「四の五の」の語源には、江戸末期の国語辞典『俚言集覧』にある、サイコロ賭博で丁(四)が出るか半(五)が出るか迷うところからという説。 「一も二もなく」といえば「即座に」「とやかく言うまでもなく」といった意味であるが、「一」や「ニ」どころか、「四」や「五」までもぶつぶつ言うところからとする説。 四の五の言う – 語源由来辞典
言葉は生き物ですからね。「四の五の」は「トキ」レベルで絶滅危惧語かもしれません。
実際にわからない中学生いましたし、ちょっと表現を変えて書くこととします。「ごちゃごちゃ」が良いかな。「つべこべ」はどうかな?
中学生にスッと読んでもらえるよう、言葉選びを気をつけたいと思います。
今日はこのへんで。
それでは。
不安になって「トキは絶滅危惧種ってわかるよね?」と聞いてもみました(´▽`)コレハダイジョウブ
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國立拓治
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