先日、名古屋駅へ向う電車に乗り込んだら、正面の席に米田先生が座っていました。
米田先生とは当塾の開業時から講師として手伝ってくれていた先生です。
もっと言うと前職時代の元生徒でもあって小6の頃から知ってます(笑)
そんな米田先生も今や理学療法士として立派な社会人です。
ばったり会った米田先生は口を開くなりこう言いました。
「小2の甥っ子をいつか塾に送り込みたいんですけどできますか?」
・・で、できるよ。小5からだけどね。できるけどどこに住んでるの?
「布袋です」
ちょっと遠いやんか。
それでも一度見て欲しいとのことでしたので、また数年したら来てくれることになりそうです。ありがたいことですね。
急遽電車内は甥っ子教育相談場に。
状況を聞くと算数は好きで得意らしいのですが、国語が苦手でキライな様子。
「マジか~。逆がよかったな~」
「そうですよね。国語が得意のほうが良かったですよね」
米田先生も講師歴が長いですから、国語の重要性は重々感じてくれているようです。
「本も読まないみたいですし、漫画も読まないみたいです」
デターッ!!!漫画も読まないパターン!!
「マジか~。一番ヤバイパターンやな~」
普段の生活の中で活字に親しむ機会が少ない子は総じて国語が苦手になりやすいです。
そりゃそうでしょう。普段から文字を読んでいない人が文字を読んで答える問題が得意になるわけありません。
ましてや絵ばかりの漫画すら読まないとなるとこれはてごわいです。
さいわいまだ小2です。漫画も読まない国語の苦手な子になってしまう前に、活字に親しむ作戦を一緒に考えました。
名古屋駅に着くまでに2人で考えた作戦は2つです。
まず漫画からハマってもらう
甥っ子はこれまで漫画に触れる機会がなかったようです。ただ、話を聞くとテレビで名探偵コナンを喜んでみているそうです。
なんという大チャンス。こういうチャンスを大事にしてまず漫画からハマってもらいましょう。
本屋に連れて行って興味を示したら買い与えてあげて欲しいと話しました。
コナンなら事件を解決しなくてはいけませんし文字数もそこそこ多いでしょうね。国語的にはドラゴンボールより断然良いです(笑)
「漫画も読まないんですよね~」よりも「漫画は読むんですけどね~」の方が断然良いです。
興味あるジャンルで活字に親しませる
昔の生徒の話です。その生徒はちょうど米田先生の同級生で国語だけがずば抜けて得意な生徒でした。
その生徒の母親が言うには、本は読まないもののサッカー好きなので大人が読む「サッカーマガジン」を隅から隅まで読んでいたそうです。
中学入学時はパッとしなかった成績も、国語力という最強のエンジンを積んでいるその子は学年と共に頭角を表し、最終的に西春高校に進学しましたね。
このエピソードを米田先生に話して、どんなジャンルでもいいから活字に触れさせようと話しました。
解決ゾロリを読んでいるところを見たと言っていたので、ガンガン買うよう伝えました。
サッカーが好きらしいのでサッカー関連本もドンドン買ってみるよう伝えました。
名探偵コナンの漫画に上手くハマったら小説版に上手くスライドさせようと伝えました。
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五月雨式に本を与えて、何かで本人にヒットすれば丸儲けですよね。
あとはそのジャンルを堀り深めさせればいいわけですから。
買ったのに読まなかった本も沢山でるかもしれませんが、そんなことにめげずに興味を示したものは本屋でバンバン買ってやってほしいと伝えました。
大人だって買ったけど読まなかった本あるわけですから、教育費の一部だと思ってどんどん買ってあげて欲しいですね。
(そんなバンバン本を買えないというならば足繁く図書館に連れて行ってあげて欲しいですね)
振り返れば私自身も子どもの頃は大して本を読まない子だったんですよね(苦笑)
そんなわけで「子供の頃に活字に親しんだ」という実体験に基いて話せないので、上手く本好きになった子たちの話をイメージしながら相談しました。
なんとかこれで快方に向かうことを祈ります。
その甥っ子の国語の状況がよくなってきたところで、当塾でさらに磨いてあげれるように塾でも迎え撃つ準備しておきます。
今日の記事が漫画も読まない子を持つご家庭の参考になると良いです♪
今日はこのへんで。
それでは。
語彙本もふくしま式に変えて迎え撃とうか!
米田先生の職場でニアミスしたときの記事ww
國立拓治
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