匿名メッセージサービス「マシュマロ」にまた質問が来てました。こちら。
マシュマロ投げ込みありがとうございます。おっしゃっていただいている拙著は「くにたて式高校入試勉強法」のことですね。
「高校入試の基本作戦1」とはこの本の最初に書いておいた内容です。具体的には
「スタートを早めて学習量で攻める!」
という内容でした。
おっしゃるように、やる気が出てきたのが秋口であれば、この作戦は高校入試に向けては使えないですよね(^^;
さて、やる気が出てきた息子さんにアドバイスを考えてみます。
勉強のやる気が出てきたことを大切に!
まずはお子さんのやる気が湿っている時点から私の著書を読んでいただいていることがありがたいです。
お母様のお子さんを大切に思う気持ちがこの短い文章から溢れてますよね。
「いつこの知識は役立つのだろう?」なんていうモヤモヤとした気持ちを持ちながら、文字ばかりの本のページをめくっていただいていた中、遅まきながらお子さんのやる気が出てきたことはとても素晴らしい変化ですよね。報われて良かったです。
基本作戦の1は今から利用出来ないかもしれませんが、そんな悩みが出てきたことを喜びたいです。
無い袖は振れませんし、過ぎた時間は戻りませんから、今から出来るベストを尽くしていくのみです。
受け止め方を変えて、「高校入試は大きな時間を利用出来なかったが、その反省を受けて次の大学入試は大きな時間を利用していこう」なんて、次の勝負への膨大な準備時間を得たと捉えるといいですね。
さて、具体的に高校入試に向けての取り組みは・・・
短時間で点数を上げやすい教科に時間を割く!
遅れてのスタートですから、それを踏まえた立ち回りが必要です。
あと4か月ぐらいで入試がやってきますから、その入試当日に向けて準備をしましょう。
5科の中で一番の心配は英語です。どうでしょう?過去問の英語長文を読んでみて内容を理解できるでしょうか?
1行にわからない英単語が2語3語出てきて、まるで手が出ないレベルならもう寝かせましょう。
リスニングも台本を読んでみても内容が理解出来なければ練習しても一緒です。文字上で出来るようになってからです。
英語というのは苦手な子には定期テストでも入試でも点数になるまでに時間がかかる教科です。
単語覚えて、文法覚えて、それが馴染んできてようやく長文が読めるようになってきます。
どちらも壊滅的ならば、高校入試に向けて英語に時間を割くことは辞めましょう。入学後に英語は立て直しましょう。
そこまで酷くなければ文法を復習し、長文問題に挑戦し、抜けている単語は出てくるたびに覚えていきましょう。リスニングも冬休みとかに取り組むと良いです。
数学はまず計算を完璧にしましょうか。愛知県は計算問題をちゃんと出してくれますから、練習すべきです。短時間の練習で一番点数になりやすいところです。
計算を終えればそこから取りやすい単元から練習をしましょう。関数、確率、角度など、単元ごとに練習していきたいですね。
愛知では相似や三平方を利用した図形問題は難易度が高く、当日取れないことが大半なので偏差値50程度の生徒には時間を割いた練習を推奨してません。
あとは理科社会は単元ごとで内容が分かれているので、点数が上げやすい教科であると思います。勉強にかけた時間と点数が比例しやすいと思います。
理科の物理化学分野が得意であれば、理科を優先的に。そうでなければ社会を優先的に。とにかく自分の取りやすい教科・単元を先に仕上げていくことが大切です。
国語は過去問を何度も解いて時間内に実力を出し切る練習から。言い換えれば今からは独学で具体的に取り組みにくい教科です。漢字とか、古文漢文とか、対策出来そうな部分あればそこをやりましょうか。
以上です。どこまでやる気が湧いてきたか、その具合はわかりませんが、睡眠時間を削らぬようにだけ見ててあげてください。
また、勉強以外の誘惑と戦うことがまだあるようでしたら、やる気あるうちに「入試終わるまでこんな対策をしない?」なんて誘惑対策の提案をして実行するといいです。
以上です。
やる気が出たなんて最高です。今からやれること一生懸命やってもらえると良いです。
このご家庭に読んでいただいた本はこちら。
高校入試の基本作戦1とありましたが、基本作戦は2・3とあります。
そこから入試に向けた勉強について詳細書いてますので、よろしければご覧ください。
来春入試を迎えるご家庭はもちろんのこと、今現在中2のご家庭にもお勧めです!
今日はこのへんで。
それでは。
コロナ前2019年11月の自習室。今見るとドキッとしますね(^^)
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國立拓治
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