2023年春からの愛知県高校入試改革について書いていく記事です。皆さんと一緒に理解を深めていけたらと思います。
今日は公立高校一般入試の校内順位決定方法について。
今春より新たに「より当日点の点数重視」と「より内申点重視」の学校が誕生します。
概要は以下の通り↓
細かな説明は西川先生@学習塾カレッジのブログがわかりやすいかと。入試システムの説明は西川先生が強い↓
なるほどなるほど。
結局このように5つに分かれる校内順位の決定方法ながら、実際には受験者数の1割にも満たない当落線上の生徒の合否を決めるときにだけ発動するということですね。
私の関心ごとは1点だけ。
どの高校が当日点2倍になる「Ⅴ型」を選択するのかということです。
内申点2倍の「Ⅳ型」は定員割れの高校がこれだけ出てきてしまっている中では、あまり意味が無いと思っています。
現在の愛知県公立高校入試システムでは、定員割れを起こせば原則全員入学ですからね。
すると、Ⅴ型選択校が関心の中心になるのです。
当日点超重視となるⅤ型ですから、やはり「吹きこぼれ」と言われる内申点の5で表現出来ない優れた学力がある最上位校に採用されるのが自然ですよね。
当日点2倍のⅤ型を選ぶのではないかと思われる高校はまずこちら。
旭丘・明和・向陽・菊里・瑞陵・千種
一宮・岡崎・刈谷・時習館
TOP校と言われる学校たちですね。
名古屋市内のTOP校と尾張、三河のTOP校です。
で、ここに準TOP校と言われるような合格者平均偏差値が60を超えるような高校が加わるのではないかと想像しています。
昨年の合格者平均偏差値が60を超える高校を書き出すと…
桜台・名東・半田・一宮西・西春・旭野・江南
岡崎北・刈谷北・豊田西
このへんの高校も入ってくるのではないでしょうか。
昭和や緑のような名古屋市内の高校は同調圧力気にせずやりたいことをやる高校のイメージあってですね、このへんもⅤ型選んでくるかも。
なんだかんだ、これまでも当日点重視のⅢ型を選んだ高校は偏差値50程の高校も多かったので、Ⅴ型ももっと増えるかもしれませんけどね。
楽しみに発表を待つこととしましょう。
改めて今回の変更点の要点をお伝えしておくと、
当日点2倍のⅤ型を選んだ高校は、内申点に対して実力が不足している生徒がより不利に、逆を言えば、実力に対して内申点が不足している生徒がより有利になります。
志望校決定の際にはこの事実を踏まえ、検討してくださいね。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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