「生徒を多く集める地域一番の人気塾に人気の理由を聞きながら、その塾での指導の秘訣を中学生のいる各家庭で役立てることが出来たら良いな」
「多くの塾にそんな話を聞いてきて、そのエキスを本にまとめることが出来たら良いな」
こんな風に考えて、出版も決まっていないのに勝手に塾への取材活動をし始めているシリーズです。
2回に渡ってしまったのは今回初めてです。ブログ更新に追い込まれたという理由と、実際のインタビューがYouTubeに上がってるんだから、それ見てもらった方がはやいなということで一昨日【前編】をお送りしました。
今日は【後編】でお送りします。聞いてきた話を元に、自分なりに松江塾を整理したいなと。
名古屋で斎藤先生にインタビューさせてもらった内容も踏まえて……
松江塾の人気の理由を私なりに書いてみますね。人気の理由というよりも、生徒たちが頑張って素晴らしい成績を収める理由かもしれません。
早速。大きく4点です。
生徒が塾長真島先生の養子になったか如く日々ものの考え方を伝授されているから
各家庭で育まれる物事の考え方というものがありますよね。それを松江塾で真島家の考え方が生徒たちに加えられる感じです。
授業内でこうした話を意識的に話す時間が設けられていて、真島家の「当たり前」が各生徒に浸透していく感じかと。
真島先生自身が、「家で子どもに伝えていくようなことを塾で伝えていく感じ」とおっしゃってました。
ここだろうなと。松江塾は数年前に中1中2が週5、中3が週6の塾に生まれ変わりました。圧倒的な結果を出す松江塾だからこその大改革。
これによって、生徒との接触時間は増えて、生徒たちは真島先生の養子のように。これで真島先生の想いがより生徒に浸透していってるのだろうと。
「勉強は自分で頑張って考えてやるんだよ」「基礎は教えるからそこから上に登るのは君たちのやることだよ」
こんな真島先生の想いを受けて、松江塾の生徒たちがおのおの頑張って取り組むんでしょうね。
こうして生徒主体で取り組ませるようになってから、上位層の成績がボンっと伸びたともおっしゃってましたね。
愛知でTOPの合格実績を出す進学塾佐鳴予備校では、授業の最初にモチベーショントークというものをするのが基本であったと思います。
勉強への気持ちを高めて、生徒たちに自ら頑張ってもらいたいという意図ですよね。
これと同じことが個人塾で、熱量高すぎる塾長から、週5週6でシャワーのように生徒へ浴びせられるわけです。塾長のものの考え方がドンドン浸透していくのでしょう。
これが松江塾の強さの下地であり、最大の部分じゃないかと私は感じてます。
生徒が自分で考えて自分で取り組むことをしているから
真島先生の考え方が、松江塾としての考え方が浸透していて、生徒は自分で考えて自分で取り組まねばならないということをしっかり理解していそうです。
基本的にテスト前は生徒各自に任せて取り組んでもらっていて、質問もそうそう無いと。自分で考えて解決することをキホンとしてあるからでしょうね。
テスト3週前ぐらいから授業をストップさせて圧倒的な自習時間を確保して自分で勉強に取り組んでいる。
ここが効いているようです。もちろん、下地として「自分で考えて自分で取り組んで上を目指す」という意識を各生徒に植え付けておかないと上手くいかないとは思いますけどね。
これを当たり前レベルになるまで真島先生と斎藤先生で日々メッセージを伝えてるのではないかと想像します。
周りの生徒と切磋琢磨して高める雰囲気と楽しい雰囲気が塾内にあるから
ストイックに自分で高めるということを目指しながらも、周りの子たちと切磋琢磨出来るような仕掛けも施されているのかなと感じました。
集団指導塾の強みの1つですよね。他人と比較して喜んだり凹んだりって、度が過ぎるといけないと私は考えますが、プラスに働くキッカケレベルでなら良さそうだなって思わされます。
模試の結果とか、確認テストとか、結果は明確に塾内で貼りだされると斎藤先生が仰っていたように思います。
頑張っている子の姿を明確に目の当たりにすることで、「俺も頑張る!」と持っていけると良いですよね。
あとは、塾の場が楽しい場であることということも意識されてらっしゃいました。
居心地よく、楽しく、自分を高めることが出来る場であれば子供たちにとっても最高の場ですよね。
元生徒の大学生たちが数多く手伝ってくれているのも、そんな松江塾の場が好きだからじゃないかと思うんです。
具体的な取り組みはわかりませんが、努めて楽しい場であるようにしてらっしゃるのでしょう。
凡事徹底で基礎を先取り指導して、確認テストで定着させるから
先生の生徒たちへの働きかけとか、塾の雰囲気についてとか書きましたが、実際の指導内容はどうなんだ?ということで書いておくと、「凡事徹底」という言葉がビシッとハマります。
とにかく基礎をやると真島先生はおっしゃってました。集団指導なので基礎を先取り指導で教えていって、そこからは生徒たちが頑張って学んでいく。
「基礎をガチガチに固めるのは塾の仕事、そこから基礎を活かして発展させて学ぶのは君たちの仕事」といった感じかと。
この基礎の部分をガチガチに固めるべくペナテストという理解度定着確認テストが実施されるようで、これで基礎の理解を追い込んで固めてるようです。
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なんだか沢山書いちゃいましたね。
あわよくば自塾でも活かしてやろうと思ってるので、ちょっと細かく長く書いちゃってます(´▽`)
書き出したらまだまだあるのですが、あえてあと1つ書くとするならば、真島先生が国語の指導をキッチリされているのが強い気がしてます。
松江塾の指導スタイルとして、斎藤先生が数学と理科を、真島先生は英語と国語を。社会は基本自分で頑張れという展開です。
世にある塾の多くは社会じゃなくて国語が自分で頑張れとなることが多くてですね。
それは、国語は生徒一人一人がその年になるまでに育んできた国語の力のばらつきが大きく、指導に対しての成果が出しにくい難しい教科だからという面があるからです。
ここを名手真島先生が直々に国語の指導をべったりしてくれるって大きいと思うんです。母語の理解が深まるというのは、他教科の理解の深まりにも影響を与えますし。
ここも効いてるな~。個人塾強いわ~。
中学生家庭は子どもへの「スマホ制限」と「睡眠時間確保」はマスト!
インタビュー動画はこの塾の強みの話に続いて、中学生家庭で取り組んで欲しい話題についても続けて収録されてます。
見ていただいたらいいと思います。いつも言う「スマホの制限について」「睡眠時間を取ることについて」もしっかり話してもらってます。
動画52分40秒ぐらいからですね。そこから始まるようにセットしておきました。まだ見ていないと言う中学生のいるご家庭は方はそこから是非↓
以上です。
「本来の中学生家庭の役に立つように」という趣旨を離れて、自塾の改善のためのヒントとして私自身に役立つインタビューになってしまったのは秘密です(笑)
真島先生って、実は私と生年月日が凄く近くてですね、私は1974年8月17日生まれなのですが、たしか10日前ぐらいに真島先生が産まれていたように思います。
ここがまたツラいところででしてね、「若いからパワーが凄いわ~」とか、「ベテランだからスキルが凄いわ~」とか私は言えないのです。タメで生まれ月同じなので!
「80歳になって心筋梗塞をネタにしながら授業をしたい」なんていう生気の塊みたいな真島先生が同級生で、第一線で活躍し続けてくれているというのはとても心強いです。
これからも活躍を見せてもらいながら、節操なく真島先生の取り組みはパクらせてもらいますね。(社会のテスト前の仕上げ方とかは真島先生からパク…学んでます!)
中学生を持つご家庭にも、同業の先生にも、今回の松江塾のインタビューが参考になるといいです。
今日はこのへんで。
それでは。
1日1万歩歩いててシュッとしてる真島先生。三度の飯より飯が好きで丸みを帯びてきた私。
これまでの塾長の著書はこちら!おかげさまで著書累計6万部!
國立拓治
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