【5】高校入試対策教材「王道の5科」ができるまで

KADOKAWAで高校入試対策教材を作ることになった経緯を書いてます。過去4回はこちら。

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KADOKAWAで高校入試対策教材「王道の5科」を作ることになった経緯を書いてます。過去3回はこちら。 今回4回...

今回5回目。引き続き2025年1月です。

教材掲載の問題選定を一柳先生に手伝ってもらうことが確定し、いよいよ高校入試対策教材作りが始まるという場面ですね。

掲載問題を「正答率が発表されている公立高校入試問題」にした理由!

掲載する問題は、公立高校入試問題で正答率を発表している都道府県の問題にしました。これを過去5年ぐらいから選ぶことにしました。

入試問題にした理由は、まず「掲載している問題、本当に信用していい?この問題解けたら入試大丈夫?」なんていう取り組む生徒の心配を取りたいなと。

「著者くにたて?お前誰やねん?お前に任せて大丈夫か?」なんて展開にならぬよう、実際の入試問題を掲載したかったのです。

各都道府県の教育委員会が全力で作った問題ですからね。これを掲載させてもらうのが良かろうと。

演習をするならば、実際の入試問題が一番安心ですよね。「この問題のレベルで入試に通用するかな?」も何も、公立入試問題そのものなのですから。

そして、取り組む生徒の学力に応じて、正答率で判断をして、演習をする問題を取捨選択出来るようになったらいいなと考えました。

塾に通っていれば問題の取捨選択は塾長がしてくれるんでしょうが、自宅学習で独学で取り組む子も、自分で取捨選択出来るとよりよいだろうと。

こんな理由です。こんな理由で、明確に難易度が数値化されている入試問題を掲載することにしました。

各県のデータを集めるのに、全国の知り合いの先生方のお力を借りました!

調べていくと、正答率を発表している都道府県は全国で24都道府県ありました。この24都道府県から選ぶことに。

でですね、問題を選ぶ前にまずは各教育委員会が発表している正答率のデータを集める必要があるわけです。

正答率のデータが無ければ掲載出来ませんから。また、実際の過去の問題が見つからないことも出てきました。

これらをネット検索を駆使して全力で探すのですが、上手く見つけることが出来ないこともあってですね、私は最後の手段に出ました。

全国の知り合いの先生の力を借りるという作戦です。

これまでにブログをやっていたおかげで色んな都道府県に知り合いの塾の先生が出来ました。この知り合った先生方の力を借りるのです。

実際にお力を借りて助けてもらったのは、

宮城県の小川先生@小川塾

山形県の安達先生@MOU塾

兵庫県の北浦先生@WinStar個別ONE

福岡県の今井先生@ちくしの進学教室

千葉県の柳田先生@日米文化学院

茨城県の中村先生@STUDY PLACE翔智塾

秋田県の佐々木先生@キャンパス21

滋賀県の桐山先生@個個塾SPACE

ですね。

過去問だったり、正答率だったり、ネット上で見つからないデータを手に入れるために力を貸してくれました。(写真は柳田先生!)

あぁ、改めてこうして書き出すと、本当に多くの方の力を借りて形になっているんだなと実感します。

皆さま協力本当にありがとうございました。

よし、正答率のデータ揃いました。問題も揃いました。ここから問題選定始めます!

続く

浦和まで行って打ち合わせをしたときの1枚。一柳先生はこの日も派手なジャージ♪

こんな紆余曲折を経て完成した教材がこちら↓

最上位校を目指す生徒へ向けた一柳先生の力作がこちら↓

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は13刷重版!著書累計は10万部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。