先日愛知県の公立高校再編のニュースをお伝えしたところでしたが、その際に愛知県教育委員会から発表された資料をじっくりと読んでいて、初めて知る事実を発見しました。
それはブログタイトルの通り、
「名古屋市の中学生は40%が私立高校へ進学する!」
という事実です。
資料はこちら→県立高等学校再編将来構想(案)【全文】 [PDFファイル/1.97MB]
首都圏や関西圏の方からしたら「何を当たり前のことを言っているの?」「なんなら少ないぐらいじゃない?」なんてお思いの方がいらっしゃるかもしれませんね。
愛知というのは公立王国で、公立高校進学の割合がとても高い県という特徴がある県でした。
単純に「私立中受験の熱が首都圏や関西圏ほど熱くない」というところからそんな流れが出来たのか、愛知は公立王国なのです。
今回の資料で愛知県の各地域の進学先のパーセンテージが表示されていたので楽しく見てました。
例えば岩倉市を含む尾張北部地区。「岩倉市、北名古屋市、清須市、江南市、犬山市、小牧市、大口町、扶桑町、豊山町」が所属してます。
ちなみに尾張北部地区の高校分布はこちらの通り。(資料より)
TOP校が一宮市にあり、名古屋まで出ずとも全てのレベルの生徒がこの地区内で賄えます。レベル的にも階段状に充実した高校設置です。
私立高校は「滝、誠信、誉」の3校で、レベル的には超TOP校と下位校。生徒が多い層が通いにくいことも手伝って、私立高校進学率はこちら↓
私立進学者は23%です。
肌感覚と一緒ですね。当塾で私立を目指す生徒も2割ぐらいでしょうか。
これに対して名古屋市内の資料がこちら↓
おおお、凄い。私立進学者40%超え。
尾張北地区のほぼ倍ですよね。肌感覚で知ってたこと、明確な数値として理解できてなんだか嬉しいです。
先日、コラムを連載中のきずなネット担当の方がこんな風におっしゃってました。
「私の通っていた中学では半分以上が私立に進学していたのですが、普通はそうじゃないのですか?」
出身を聞くと名古屋市だと。
「そりゃあ名古屋市だからですよ。そんなに私立に行きません。ちなみに何区です?」
区を聞くと東区だと。
「そりゃあ東区だからですよ(笑)」
東区は区の中に私立県内TOP東海高校も公立県内TOP旭丘高校もある落ち着いた地区で街中ですからね。
名古屋市の中学生が私立高校進学率が高い理由は2つ。
まず単純に「私立に通わせることができる経済的ゆとりのある家庭が多いから」です。デリケートなところですが、真実は1つですからストレートに。
あとは「名古屋市内にあらゆるレベルの私立高校がたくさんあって通わせやすいから」ですかね。
ふらふらといろいろ書きましたが、まとめておきましょう。
名古屋市内の私立高校進学率は約40%!!
尾張の他地域の状況は、
尾張東部が28.4%
尾張北部が23.0%
尾張中部が19.2%
尾張西部が26.4%
知多地区が18.6%
でした。
ためになったねぇ~(もう中)
愛知の高校受験の基礎知識として、このへんの数値感は知っててください。昨日知ったばかりなのに上からでスイマセン(^^)
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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