※サムネイルとタイトル表記ズレてますが、お伝えする切り口を変更してみたせいです。
さて、前回の続きです。愛知県教育委員会の資料で新たに分かって嬉しかったこと、シェアさせてください。
資料はこちら→県立高等学校再編将来構想(案)【全文】 [PDFファイル/1.97MB]
前回記事はこちら↓
一宮市は市内の高校に進学する率が高いといった肌感覚ありました。
「全て市内でまかなえるから名古屋に出てかんでええがね」ということです。
これを強く感じていたのですが、数値的裏付けが今回取れました。
こちらです。
おおお!一宮市は市内公立進学が47.1%!!公立合計70.2%!!
地区内47.1%とありますが、この地区は一宮市だけなので、一宮市内公立高校への進学率が47.1%ということですね。
ピンと来ないと思いますが、これはとても高い数値です。尾張TOPレベルかと。
他地域と比較してみましょう。
まず名古屋市。
名古屋市は市内公立高校進学率38.6%!!公立合計48.3%!!
一宮との差が凄いですね。公立合計に至っては名古屋と20%差があります。この差たるや。
次は岩倉含まれる尾張北部地区。
尾張北部地区の地区内公立高校進学率は42.8%!公立合計65.6%!
名古屋との差ほどではありませんが、やはり一宮が高そうですね。
理由は資料に書いてある通り、「一宮市内でレベルも学科も様々な高校が揃っていて市外に出る必要が無い」からですね。
一宮は市内でだいたいいろんなことが事足ります。
たとえば中学の実力テストも独自の「iテスト」なんてものを実施してます。他の自治体と協力体制を取らなくても良い強みを活かしていろいろ一宮市独自の取り組みが多いです。
コロナ対応で存在感を示した大阪府みたいなポジションですよ(´▽`)
一宮市では市内高校に進学するような空気感出るそうです。明確に言葉にして勧めてくることもあるとか。
その成果が市内公立高校進学47.1%、公立進学70.1%です。
他地域も数値だけご紹介すると、
尾張東部地区の地区内公立高校進学率は39.4%公立合計62.9%
尾張西部地区の地区内公立高校進学率は34.2%公立合計63.6%
一宮市の市内進学の多さ、数値で感じてもらえたでしょうか。一宮市民は市内での進学が多いです。そうなるように仕向けている側面もあります。
一宮市の中学生はこの事実を踏まえたうえで、フラットに高校選びをしてくださいね。
本当に一宮高校でいいの?名古屋市内TOP校も見学に行っておいでよ?
本当に一宮西でいいの?立地的には西春とか五条の方が便利じゃない?
色々選択肢を検討してください。
以上です。ちょっと地味な話題でしたね。
一宮の市内志向について明確な数値で確認出来て嬉しかったです。
ちなみに、知多地区は濃尾平野では無いので動きが違ってまして、強い地元志向と私立高校が少ないことを受けて地区内公立高校進学率は58.2%、公立合計69.8%で・・・
今回の話題に水を差すので内緒にしておきます(´▽`)
今日はこのへんで。
それでは。
やっぱ一宮市は一宮高校があるので強いですよね。他の尾張自治体との別格感凄い。住んでる人の一宮プライドも少し感じます(´▽`)
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國立拓治
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