全国の都道府県の高校入試事情を47都道府県全部調べて、日本の高校受験の大枠を把握してしまおうと企んで書いています。
私が知りたい事だけを端的に見ていくだけですけどね。通知表と当日点の割合については一番メインの受験方法で掲載してます。
地元の方、間違えていたら教えてください。
中国四国地方に入っていきます!今回中国地方、次回四国地方でお送りを!いざ!
岡山の高校入試事情
公立高校一般入試 令和3年は3月9日実施
①…通知表と入試当日点の割合は3.6:6.4
内訳は(通知表9×5×2+9×5×2+4×5:当日点5教科×70点)
②…通知表は中1の1学期から入試に関わる
③…中学で入試向けの教材は基本的に配付されるかは★不明で調査中
④…通塾率は61.7%(47都道府県中17位)
⑤…皆が受ける大きな模試は中学生県模試
⑥…定期テストは中3の2学期期末テストまで入試に関わる
どうでもいいですが、最大規模の中学生県模試を主催する学隆社のWEBサイトがベネッセの見た目に似ているのは同じ岡山だからかなぁ(´▽`)
中1から入試に関わって副教科に多く配点を施す県は、私の中で平等を強く求めるイメージです。
「ちゃんと中1から頑張りなさい。ちゃんと副教科もやりなさい」なんて(´▽`)
広島の高校入試事情
公立高校一般入試 令和3年は3月8日実施
①…通知表と入試当日点の割合はほぼ5:5
内訳は(通知表9×5×2×3学年を130点換算:当日点5教科×50点÷2)
②…通知表は中3の1学期から入試に関わる
③…中学で入試向けの教材は配付される。(広島市や三原市は配付されるとか)
④…通塾率は59.6%(47都道府県中20位)
⑤…皆が受ける大きな模試は広島県内全県模試
⑥…定期テストは中3の学年末テストまで入試に関わる
通知表と当日点の調整が複雑ですね。通知表をそのまま195点で、テストの点数を1教科40点満点で合計200点にすれば比率変わらずシンプルでいいのにって外野は思います(´▽`)
(追記)平岡先生@智学館に③の情報いただきました。ありがとうございます!
山口の高校入試事情
公立高校一般入試 令和3年は3月9日実施
①…通知表と入試当日点の割合は学校ごとに3.5:6.5
内訳は(通知表9×5×3:当日点5教科×50点)
②…通知表は中1の1学期から入試に関わる
③…中学で入試向けの教材は配付される(山口市は配付されてた記憶!)
④…通塾率は59.8%(47都道府県中19位)
⑤…皆が受ける大きな模試は山口県一斉模試(※学校の習熟度テストが重要)
⑥…定期テストは中3の3学期学年末テストまで入試に関わる
山口県は学校で実施する「習熟度テスト」というものがなによりの判断基準なんだそうです。
私たちの時代はどこの県でも学校で実施していたこの業者テスト、文部省の寺脇さんの働きかけで1993年に撤廃したはずだと思っていたのですが・・・
なぜ山口はいまだに学校での実力テストが重要視されているんでしょうね?(誰か教えて!)
そんな状況あって皆が受ける模試は無いと言っても良い状況かと思います。習熟度テストが大事!
知り合いが多い県なのと、今年山口に引っ越して受験する生徒いるのでチョット状況詳しく知ってます(´▽`)
鳥取の高校入試事情
公立高校一般入試 令和3年は3月9日実施
①…通知表と入試当日点の割合は学校ごとに8:2~2:8
内訳例は(通知表5×5×高校ごとの倍率+4×5×高校ごとの倍率×2:当日点5教科×50点)
②…通知表は中3の1学期から入試に関わる
③…中学で入試向けの教材は配付されるかは★不明で調査中
④…通塾率は54.3%(47都道府県中27位)
⑤…皆が受ける大きな模試は鳥取県高校入試統一模試
⑥…定期テストは中3の2学期期末テストまで入試に関わる
通知表と当日点について高校ごとの設定が細かいのは正直やっかいですね(´▽`)
実際には8:2とか極端な割り振りは実施されていないみたいですし、もう少しシンプルになったら嬉しいなと、鳥取県の方も思っているかと!
島根の高校入試事情
公立高校一般入試 令和3年は3月4日実施
①…通知表と入試当日点の割合は8:2~4:6
内訳例は(通知表9×5+9×5+9×5×2を51点に換算+特別活動9:当日点5教科×50点)を上記割合に変換
②…通知表は中1の1学期から入試に関わる
③…中学で入試向けの教材は配付されるかは★不明で調査中
④…通塾率は42.3%(47都道府県中42位)
⑤…皆が受ける大きな模試はない!?
⑥…定期テストは中3の2学期期末テストまで入試に関わる
島根の模試の情報が具体的に手に入りませんでした。もしかして山口と同じ展開で、学校で受験する実力テストが幅をきかせているのかもしれませんね。
島根の先生教えてください!
以上です。中国地方完了です。
模試が気になりますね。学校での実力テストが根強いところどうなんているんでしょう。
山口にしろ島根にしろ、静岡もそんな部分残ってるようなことを小耳に挟んだことも。
学校での業者テストがいまだに進路指導で強く使われたりしている県ってどういう事情なんでしょうね。
これは模試会社の人に聞いたらいいかな?教材会社の人に聞いたらいいかな?はたまた現地の現役教員かな?
また調査進めたいと思います。次回は四国でお送りします!
今日はこのへんで。
それでは。
(追記)調べ終えたのでリンク貼っておきます!
47都道府県の高校入試事情リンク
おかげさまで発売3か月弱で3刷重版出来!↓
旭丘・明和・向陽・菊里・瑞陵・千種・桜台の最新データ入りました!その他の高校も過去データ多数!↓
兵庫県伊丹市に伊丹校を開校しました!こちら!
初めてこのブログにお越しいただいた方はこちら!
「友だち登録」でblog更新情報をLINEで通知します!
國立拓治
最新記事 by 國立拓治 (全て見る)
- 英単語本のタイトル決定!販促クリアファイル作成中! - 2024年10月11日
- 名城大附属高校の塾向け説明会2024に行ってきました! - 2024年10月10日
- 2学期中間テストで点をとるための簡単なコツ - 2024年10月4日