数日前、授業中に生徒と話す奥田先生の声が聞こえてきました。
「お前スゴイ眠そうじゃん。昨日何時まで起きてたんだよ~」
まだまだ勉強への気持ちが習字の紙ぐらい薄い中2のKくんと話しているようです。奥田先生が言葉を続けます。
「もしもものすごく遅い時間だったら澤木先生に言うからな」
アイタ~。なんという愚問( ゚Д゚)
叱るつもりの親だって「怒らないから言ってみなさい」なんて言うのに、そんなセリフで詰められたら「言わない」か「嘘つくか」の2択になっちゃうじゃないですか!
これでは正しい情報は得られなさそうだと、近くにいた私も会話に突入。
「で、オマエ、何時まで起きてたんだよ~」
軽いトーンで笑顔で話しかけます。
油断をさせて正しい情報を得るというテクですね(´▽`)
「え、・・・・・・4時頃?」
酷い時間で返事が返ってきました。予想を超えてきましたね。
本人に言わせると、翌日までの課題をやってなかったのでそれに取り組み、そこからスマホゲームをして、そのあと動画を見続けたとか。
スマホの毒牙にしっかりキッチリやられてしまったパターンですね。
塾でこのザマですから、その日一日の学校の授業はおそらく壊滅的でしょう。
笑顔で情報を引き出した手前もありますし、いつだってキホンは真綿で首を絞める攻撃です。穏やかに、にこやかに伝えました。
「クズぶりがスゴイな!いいか、そのクズな生活を中3になるまでの残り時間で直していくのが君のミッションだからな。頑張れよ」
もしもこの会話が今後も続くときには、会話のトーンを締めていきたいですね。
彼の気持ちはよくわかります。中学生の好奇心の強さは尋常じゃありませんから。
もしも私が中学生だったときにスマホがあったならば、あらゆる言い訳を並べてスマホを部屋に持ち込み、夜な夜なゲームと動画に溺れる姿が目に浮かびます。
保護者の皆さん、スマホをお子さんが寝る場所に持ち込ませないでくださいね。
スマホを布団に持ち込むことを例えるならば、台所の包丁の保存場所がお子さんの布団の中というのと一緒かと私は思ってます。
「何考えてるんだ!危ないだろ!」と、スマホの時にも言っていいです。
包丁はまだいいですよ。少しでも刺さればすぐに痛みがわかりますし、治せますから。
スマホは度を過ぎて使っていても傷みを感じないので多大なダメージを脳に与えます。そしてそのまま静かに脳や健康を蝕み続けます。
「スマホでアラームかけなきゃ朝起きれないじゃん」なんて本人は言って抵抗するでしょうが、目覚まし時計を買って就寝時は本人からスマホを剥がしてくださいね。
とりとめもなく「生徒から本音を引き出すテク」と「真綿で首を絞める」と「スマホの恐ろしさ」でお送りしました。
今日はこのへんで。
それでは。
画像はスマホの勉強利用場面。役立つ場面もありますから、ホント刃物と似てますね(´▽`)
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國立拓治
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