昨日の続きです。教育委員会会議を傍聴してきた話の続きですね。
昨日は会議開始時間までを書きました↓
13時30分、会議が始まりました。教育長の進行で会議は進むようです。まずは今日話し合う内容についての説明を。
「これとこれはこの後で非公開で話し合うね。これとこれは事前協議にするね。残りは今からやるね」といった感じです。教育長の声が小さめで聞き取りにくかったです(*_*)
懲戒処分の教員についての話し合いなんかは非公開になりました。そりゃそうでしょうね。
13時34分、議題に移るようです。お、さっそく請願に関してやるみたいですね。請願書を出した男性の口頭陳述が始まるようです。
「簡潔に5分以内でお願いします」と教育長から釘を刺されて男性の番となりました。(毎回この縛りはあるようです)
本日の会議で請願を2件も提出している男性、過去に提出された請願を遡ってみてたのですが、そこで何度も名前を目にした方でした。
入室したら担当職員と談笑されていたので関係者かと思っていたら、請願を出したその県民の方(゜o゜;常連感がスゴイです。
陳述を5分以内でと釘を刺されたことに対しても陳述中に「(この短さ)なんとかなりませんかね?」なんて失笑気味に言ってみたり、陳述中に冗談を交えたり。
とても饒舌でしたし、冗談混じりで話されてるし、ライフワークの1つが請願じゃないかと思えるほどでした(^_^;)
13時37分、口頭陳述を終えた男性は退室しました(部屋に残るかは選べるそうです)ここからこの請願内容についての検討が始まるようです。
「教育長!」と挙手をした県職員が状況について説明をします。
13時39分、ある委員がその県職員に質問を投げます。
13時41分、再度「教育長!」と挙手をして県職員が質疑に対する応答を。
ここから各議題に対して委員から質問がいくつか出ますが・・・なんでしょうね、各委員が準備してあったかのように順番に質問をしていくのです。
教育長を除いた4人の委員が1場面ずつ質問をする出番がありました。これシナリオあるのかな?と思えるような流れでした。
その質疑に対する県職員の応答もとてもスムーズ。あらかじめ質問を聞いて準備をしてあったかのような滑らかさ。
こりゃ高い確率でドラマかプロレスですね。おそらく事前打ち合わせがしっかりなされてる。おそらく着地点もすでに決定している。んー。
13時46分、教育長が各請願に対しての採択を取りました。
「この請願を採用すべきという委員の方は挙手をお願いします」
この台詞を言い終えて約2秒。
「挙手がありませんでしたのでこの請願を不採用といたします」
言い澱みなくスラスラと、解の公式を唱えるときのように滑らかに。
流れるように爽やかに、請願は次々と不採用となっていきました。
これは請願内容で不採用だっただけなのか?基本的に請願は不採用になるものなのか?
そんな風に不安になってしまうほど滑らかに不採用になっていってましたね~(*_*)
13時48分、「ここからは非公開の協議となります」と教育長の宣言で傍聴席の私たちが退室。ここで私の初めての傍聴体験が終了となりました。
初めての会議傍聴の感想は「面白くないことが面白かった」
県庁を後にする車内、「初めての教育委員会会議傍聴」に対する大田先生の感想は・・・
「会議が面白くなさ過ぎて、逆に面白かった」
とのこと(^o^)確かに!
議論を戦わせて白熱するようなガチな会議じゃないですから、会議としての面白さは低いですよね。
とはいえ、ある程度こういう会議じゃないといけないんだろうなとも感じました。
愛知県の公教育の要職に就くTOPたちが集まって行う定例会議です。白熱してしまったら話が進みませんからね。
「いやぁ今日の会議盛り上がったねぇ。時間来ちゃったからまた次回にしようぜ!」なんて教育長が言い出したら、いつまでも会議は終わりません(^o^)
700万人が住む愛知県の教育をしっかりと進めていくには、こんなノリで進めるわけにはいかんのでしょう。
この会議が行われるまでに事前に充分話し合いを終えておく。問題点があれば先に解決をしておく。
質疑を受ける担当の県職員にも事前に質疑内容を伝えておき、応答の内容を考えさせておく。
教育委員はこの会議の前に集まって、スムーズに会議が流れるように打ち合わせを行う。恐らくこんな下ごしらえがなされたうえでの会議です。
正直、その日の議題に絡まない部署の県職員は来なくても良くね?なんて思いはありましたが、キッチリじっくり準備をしたうえでこの会議があるのでしょうね。
こうやって愛知の教育がTOPたちによって話し合われてるんだなぁ~。会議自体はつまらなかったけど、そのことがわかって面白かったなぁ~(^o^)
そんな感想でした。
県への要望は教育委員会に直接提出も良さそう!
さて、傍聴に行ってみたもともとの趣旨を思い出します。
「教育委員会に自分の要望を伝え、実行してもらいたい!」でしたね。
この記事をUPしてからブログを読んでくださってる方から情報が届きました。
最近このパターンにとても助けられてます(^^)
「議員さんに頼む前に教育委員会に話を聞いて貰う機会を得たほうがいいと思いますよ」とか、
「HPの『県政へのご提言』を利用すれば回答が必ず返ってきますよ」とか、
「私も過去に請願しました。記者席は教科書改定のときとか埋まるそうですよ」とか。
中でも私に希望を与えてくれたのは、この過去に請願をしたという方にした「どうやって議員の紹介を得たのですか?」という私の質問に対する返信でした。
「請願書は議員の先生に頼まず直接教育委員会に個人で出しました。個人で出すには教育委員会に電話して住所を聞いて書類(指定書類はないです)を郵送したら電話がかかってきました。電話は提出される会議の日を教えてくれ、その日に登庁しました」
えっ!?議員を通さないとなると厳密にいうと「陳情書」ですか?教育委員会にダイレクトに意見を提出しても、教育委員会会議で話し合ってくれることがあるんだ?(゜o゜;
私の勝手な思い込みで、行政としては「陳情はほぼ無視」「請願だったらルールだし検討する」というスタンスなのかと思ってました(*_*)ヒドイオモイコミ
この辺も含めて、まずは教育委員会に直接電話で聞いてみるのが一番良さそうですね。
実り多き傍聴とブログ読者からの情報でした!次は教育委員会に聞いて動いてみます!
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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