成績は上がるもの?上げるもの?

塾では恒例の夏休み前内部生面談が始まっています。

本日最後の面談は中3Hさん。

会話をしていてしばらくしてから違和感を感じ始めました。たとえば・・

「副教科は一生けん命プリントやったけど、上がらんかった」

ん?

「社会は先生が出るって言ったプリントをほぼ完ぺきにしていったけど、上がらんかった」

んん?

なんでしょう、この違和感。

ちょっと考えてみたらわかったのですが、この違和感の正体はこれじゃないでしょうか。

同じような台詞を書いてみましょう。

「宝くじ買ったけど、当たらんかった」

これだ!これだわ。

運任せの感じ。自分の行動と結果の間には大きな『運』が働いていて、自分の行動と結果には直接的には繋がりが無いかのような喋りです。

「ワタシ勉強シタ。デモ成績アガラナカッタ」

どこか結果に対して他人事のような表現。全ての結果は自分の行動の結果なのにです。

私が小2のときの話です。学校でボール遊びをしていたら、ボールで校舎の窓ガラスを割ってしまいました。

友だちと担任の酒井先生にその報告に行きました。

「ボールで遊んでいたら、ガラスが割れました」

私がそう言うと酒井先生は間髪入れず言いました。

「割れましたじゃない。割りましたでしょ?」

ひぇ~こわ~((+_+))

このエピソードを思い出しましたね。酒井先生風に言うならば・・・

「上がらんかったじゃない。上げれなかったでしょ?」といったところですね。

成績は自分で上げるもの。勉強への姿勢が覚悟が喋りの端々に出てしまいましたね。

キッチリ改善策を伝えておいたので、次回は期待したいと思います。

面談でのエピソードでお送りしました。

ショートですが今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は7万部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。