はい聞いてちょうだい。
先週はテスト効果について話をしたよね。
今週はね、同じ2008年のアメリカでの実験からわかった別の大事なことを伝えるね。
先週に似てるんだけど、凄い大事なことがわかるから今週も良く聞いてて。
具体的な勉強方法について。先週と一緒さ。スワヒリ語40語を覚えてもらったんだって。そのときの勉強の仕方で4グループに分けたと。
ミスしたところだけをやるのか、全部やるのかで分けたみたい。勉強とテストを。
この4グループは単語を覚えるまでのスピードと、覚えてからのテストの結果は大差無かったらしいわ。
面白いのはここからだ。
1週間後に再テストをしたら、忘れずに80点取れたグループと30点ぐらいしか取れなかったグループとに分かれたみたい。
80点とれたグループはこの中に2つある。・・・さて、どのグループかわかるかい?
答えはこの2つ。
そう、まず注目するのはココ、「全部をテスト」の部分ね。1回目のテストで合っていた問題も再度解くんだ。
こうすることで、「忘れて良い記憶」から「覚えておく記憶」に切り替わるんだろうね。だから時間が経っても覚えていられたんだな。
次に注目するのはココ、「ミスを復習」の部分ね。これで1週間後も成果が出てるんだから、短い時間でやれる「ミスを復習」で勉強するようにしたらいいよね。
主要教科の勉強内容は高校入試まで長い期間覚えておきたいわけだ。定期テスト当日一瞬だけの記憶だと困る。だから、
「間違いを直して全部をテスト」
が最強だ。よーく覚えておきな。単語に限らずあらゆる勉強に応用していけばいいよね。
ちなみに、定期テストの一瞬の記憶だけで、忘れてもしばらく困らない副教科の勉強は「ミスを復習+ミスをテスト」が短期決戦でいいんじゃないかと思うけど、副教科の先生に怒られそうだからここだけの話ね((+_+))
実況は以上です。
東京個別さんのサイトに今回紹介した内容をもっと詳しく書かれた記事ありました。
こちらも参考にしてください。元の論文へのリンクも貼ってありました。よかったら(´▽`)エイゴダケド
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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