入試前の勉強の追い込みについて、相談がいくつか届きます。
どうしたものかと困ってしまい、藁をもすがる感じで送って来てくれているのかもしれませんね。
マシュマロにはこんな相談が届いてました。
なるほど。国語で困っていて、今からできることとか無いかと。おススメ問題集とかあったら教えて欲しいと。
切羽詰まってますね。思うところをお伝えしておきます。
もうテスト2週前ですから、新しい教材をここから追加することは私は反対です。
例えば私が「こんな素晴らしい教材があって、これを1日5時間やるといいです」なんて言おうものなら、入試勉強計画が大混乱ですよね。
部活の大会2週間前をイメージしてください。「あのネットで知ったコーチがこういう練習方法が良いって!」なんて言って、大会直前に練習方法を大幅に変えるのって危険ですよね?
新たな教材の追加は辞めておきましょう。
国語のために今からできることで一番良いと思うのは、過去問や予想問題の解き直しです。
最後の2択が選べないとのことですが、「なぜこの設問が正解なのか?」「なぜこの設問が間違いなのか?」なんてことを書き込みながら、満点になるように直しをすることをおススメします。
同じ文章が出題されることはありませんが、設問を解く手順というのは同じ手順となるはずです。
設問を解く手順を新しい文章を読んだときにも再現出来るよう、丁寧に解き直しをするといいです。
なんとなく合っていた問題も、しっかり根拠をもってその選択肢を選べるよう、理由を書き込み解いてみて下さい。
(2度目ですから5分縮めて解いても良いですね。当日の緊張からの時間ロスを踏まえてもう3分ぐらい縮めても良いぐらいです)
解きなおしをして、その選択肢を選んだ根拠もバチっと正しく理由を言えたならば、その選択肢を選ばなかった理由も言えたならば、その結果満点近く取れたならば、その年度の過去問(予想問題)直しは完了です。
おそらく、そこまでの精度で誤答の確認が出来ていないはずです。
「国語を解きなおしたら満点に出来る?答の暗記ではなく、その設問を選んだ理由を書き込んで解ける?」
なんて問い詰めると怯むやもしれません。キッチリ解きなおす作業を丁寧にやり直させると良いです。
そして実際に何回分かの過去問や予想問題を丁寧に直して、予定通り満点近くとれていたら、また予想問題とかで再現を試みると良いです。
基本的にはテスト直前に国語は大きく時間割きたく無いというのが私の意見です。
国語、英語、数学は積み重ねの教科ですから、直前のあがきが効きにくいと思っています。特に国語は。
単元が分かれている理科社会の方が直前のあがきが効く印象を持ってます。国語をへこませたときにフォローできる教科を作るべく、他の教科で伸ばす努力と並行して国語をやってもらえるといいです。
理科の出題予想も少し前に書いたので参考にしてください↓
以上です。
入試直前の相談はすぐに答えられないことありますから、すぐに返事が欲しい内容のときは井ノ口先生の「名古屋の塾講師チャンネル」のYouTubeライブ配信で質問するといいです(^^)
また、「この内申とこの点数で●●高校合格できますか?」という質問は、これまた井ノ口先生が作った合否判定サイトで調べてください↓
愛知県公立高校一般入試まであと2週間ほど。
コロナやインフルに捕まると面倒ですから、規則正しい生活を送り、栄養と睡眠をしっかりとって、ウイルスを寄せ付けないようにして頑張りましょう!
今日はこのへんで。
それでは。
(追記!)飯田先生が掘り下げて具体的に書いてくれてます!質問者は是非↓
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國立拓治
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