数日前、塾の帰り際に中3Tくんがぼやいてました。
「今回かなり塾に来て勉強やったんだけどなぁ。自習ランキングも上位に入ったのに、思うように順位を伸ばせなかったなぁ~」
確かにTくんの11月(24日間)の塾での自習時間は99時間9分。ランキング5位でした。(1位は130時間37分!)
それに対して不敵な笑みを浮かべながら同級生のRくん。
「量より質だよ」
ちょうどその会話を目の前で聞いていたので、それにかぶせるように私からも。
「いやいや、量も質もだよ」
全然勉強をしていなかった生徒はうちの塾にきてテスト勉強時間を増やすだけで成績がまずポンと上がります。
なんなら授業を受けていなくても、テスト前に自習で来るだけで成績上がります。
ここから、勉強時間で他の頑張ってる生徒と差がつかなくなってきて、成績上昇が止まったならば、次は勉強の質に目を向けていきます。
つまるところ、勉強って「できないをできるに変える」ことだなと。ここにどれだけ本気になって取り組めるのか。
●イライラモヤモヤしながらも問題演習の丸付けをしてできない自分をしっかりと受け止める。
●そこからイライラモヤモヤしながらも解答の解説を理解することを目指して読む。
●解説読んでもわからない問題は「こんな問題を聞いてバカと思われたらどうしよう」なんて不安を抱えながら、周りの得意な人に質問をして解決する。
●解説読んだり質問したりして理解したはずの問題が、本当にできるようになったのかどうかを見るために再度解き直してみる。
「できないをできるに変える」この工程を丁寧に取り組んでいくこと。これが勉強の質を上げる取り組みですね。
この取組みにはストレス耐性とか理解力とか対人折衝力とかいろんなパワーが必要なんですよね。
いろんなパワーが必要だからこそ、勉強風の作業に逃げちゃうんですよね。
教科書眺めたり、教科書写したり、教科書に延々暗記ペンを引いたり、教科書をまとめたり、英単語書いたり、社会の語句書いたり・・・。
勉強の質を上げたい生徒の皆さん、勉強風作業に逃げず、太字で示した取り組みに力を入れてみてください。
生徒たちの会話から思ったことを書いてみました。
今日はこのへんで。
それでは。
明日の岩中の合唱コンクールを急に生徒に誘われて見に行くことにした澤木先生と講師たちが授業後にその相談を。
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國立拓治
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