中3のわが子が受験に大事な夏休みなのにピリッとしなくて困ってます!

なるほど。ピリッとしないお子さんにどう接したらいいかという感じでしょうか。

確かに、薬剤師になりたい、そのために名古屋高校の文理選抜に進学したいと言いながら、音楽は1、提出物は甘い、偏差値も60に届いてないと。さらにこの大事な夏休みにゼルダを買ってしまっていると。

ピリッとしませんよね。

とはいえ、お子さんの言い分としては、「1日7時間K塾で勉強してくるんだから、息抜きがあってよくない?」ってなものですよね。

お子さんの言い分も理解出来ながら、一番避けたい展開は

「やっぱり夏休みはゲームに引っ張られたし、大して頑張れなかったね。偏差値も伸びなかった」

ですよね。この展開を迎えると志望校合格は断たれますし、薬剤師の夢もドラッグストアバイトで留まるでしょう(本人意識して厳しく書いてますw)

この展開を避けるべく、私の意見としては、

改めて夏の学習ルール生活ルールを設定する。

改めて夏に結果が出なかった時の対応を設定する。

と言った感じでしょうか。順を追って。

改めて夏の学習・生活ルールを設定する!

まずもって、生活リズムを崩すわけにはいきません。ゼルダなどのせいで。

switchはペアレントコントロール(みまもり設定)入れましょう。そして1日1時間設定にしましょう。ゼルダは1日1時間なんかじゃ全然足りないんですけど、それでいいんです。

自由にゼルダなんて取り組むと、膨大な時間が簡単に溶けます。これは私が身をもって体験しているので間違いないです。

名古屋高校の文理選抜に入学するならまだ実力足りてませんし、ゼルダに時間を溶かすわけにはいかないです。

就寝時間は日付超えてませんか?日付を超えぬよう消灯を。

あと、夜間はスマホとswitchを回収してください(絶対)

23時までには回収することです。もしも私が彼ならば、夜中にコッソリゼルダをやりますよ。

もしくは、ゼルダの攻略とかをYouTubeで見たりして時間を溶かしますよ。これを防ぐのです。生活リズムが崩れると昼間の勉強の成果が半減します。

節度を保ち、生活リズムを保ち、遊びたい欲を抑え、規則正しくやれるなら、1日1時間ぐらい息抜きでゼルダしてもいいんじゃないでしょうか。

K塾での7時間の勉強というのは、授業ばかりですか?そこには自学自習の時間も含まれてますか?

K塾の授業の宿題とか、学校の課題とか、それらも含め、1日7時間のK塾の中に入っているならいいですけどね。

K塾から帰って来てから次の日の授業の宿題に取り組むとかが必要だったら、だいぶ忙しいですよね。やっぱり。

そのへんも確認して、無理ないスケジュールを組んでください。

改めて夏に結果が出なかった時の対応を設定する。

「ゼルダやってる場合か!偏差値足りてないじゃないか!」とお子さんを説得し切れなかったわけですから、改めて酷いことにならぬように、酷いことになった時の対応も含めて、ルール設定が必要かと思うのです。

状況わかりませんが、私だったら、「次の愛知全県模試の結果が偏差値60乗らなかったら、スマホもswitchもゼルダも没収し、入試終わるまで預かる」ぐらい交渉したいです。

名古屋高校も名城も、愛知全県模試換算で偏差値60を超えたあたりから合格者が不合格者を超えてきます。(一昨年データによると)

そのあたりから合格可能性も高まってきますから、まずは偏差値60を超えてこないと話は始まらないと思うのです。

お子さんにとって夏の受験勉強で5科平均偏差値60を超えるのが絶対目標です。

で、ここに届かないなら遊んでる場合じゃないでしょと。目標目指して偏差値60越えを目指して頑張ってと。

とにかく、

「やっぱり夏休みはゲームに引っ張られたし、大して頑張れなかったね。偏差値も伸びなかった」

を避けようとお子さんに伝えることです。

ゼルダは来年も再来年もいつでもできますが、中3受験生にとって自由に勉強出来る40日の夏休みは今回限り、一生で二度と来ないです。

この話をご両親と一緒に家族会議のような形で話をしてまとめてください。

それで「どうも両親本気みたい」ということを感じてもらいましょう。夏に頑張れなかったら酷いことになるということを改めて自覚してもらいましょう。

どういう反応を示すかです。

「1日1時間は渋いけど、まぁ仕方ないか、中3受験生だし。偏差値60なんてもちろん目指すつもりだから望むところだ」

なんてリアクションなら安心です。節度を保って頑張って夏を過ごした結果、偏差値60越えを手に入れることが出来ると良いですよね。

「保護者として君の主張も大切にするけど、結果が出なかったらその時はこちらの主張を聞いてもらって、仕切り直して頑張ってもらうからね」

ということですね。

もしも、しっかり1日1時間ゼルダと7時間K塾講習で結果を出した時には、偏差値1ごとに5分ゼルダ時間延長とか面白いですよね。

偏差値63とってきたら、ゼルダ時間1日3×5分延長!とか(笑)まさにアメとムチ。この提案に乗ってきたら設定を。

ちなみに、名古屋高校の一昨年の受験者データを見ると、受験者の最も低い内申が29でした。25なんていませんでした。

そもそも内申1がある人に合格を出してもらえるものなのか?

このへんは各校学校見学会の個別相談とかで確認したほうがいいです。点数あれば通るのか、とはいえ内申も参考にされるのか。1があるとまずいかなどの確認を。

以上です。結果で自分に良いことも悪いことも降り注ぐ形が一番爽やかじゃないかと思います。

是非改めて夏について仕切り直して、親子で話してください。

いやぁ、私のゼルダ経験が役立っちゃいましたね(笑)市場調査は大切だなw

OFFです。余談を。 私レベルの塾講師になると、休日であっても仕事に余念がありません。 1カ月前ほどから任天堂スイッチの人気ソ...

参考にしてもらえるといいです。

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。