「生徒を多く集める地域一番の人気塾に人気の理由を聞きながら、その塾での指導の秘訣を中学生のいる各家庭で役立てることが出来たら良いな」
「多くの塾にそんな話を聞いてきて、そのエキスを本にまとめることが出来たら良いな」
こんな風に考えて、出版も決まっていないのに勝手に塾への取材活動をし始めているシリーズです。
今回は名古屋市昭和区にある井ノ塾の井ノ口先生に話を聞いてきました。
ちょっとタイトルがいつもと違ってます。普段は「100名超の」とタイトルをつけるのですが、変えました。
というのも、遠くは岐阜県からも生徒が来ることがある地域一番塾で、以前は生徒が100名を超えて在籍していたものの、
井ノ口先生が2度3度と倒れるまで仕事をしてしまったことをきっかけに、生徒数を80名前後で制限するようになったからですね。
日々YouTubeでライブ配信をして質問を受け付けたりしている先生ですから、募集制限を外せば100名を超える生徒が来ることは間違いなくて。
以前まで100名在籍していて事情あっての現在の生徒数なので、「100名超の塾」という今回のこの企画にもお願いをしたという経緯ですね。
教室には机と椅子だけ。シンプルです。あぁ、塾って机と椅子があればやれる商売だよねということを思い出させてもらえますね。
一角を使って早速インタビューさせてもらいました。せっかくなんでと、井ノ口先生は動画も撮ろうといいカメラで動画を撮影してくれました。
サムネイルの画像はその動画の画像の切り出しです。動画の切り出しでもキレイに映るんですね~。
他府県からも生徒がやってくる井ノ塾の人気の理由、私の思うところで書いてみます。
目先の成績UPではなく自立した取り組みを目指しているから!
たとえば寿司屋とかでどこの店にも修業に行かず、独学で学んでお店を開いちゃうなんていう強者の話をたまに聞くじゃないですか。
井ノ口先生の塾ってそんな感じ。学習塾のセオリーをなにも踏襲してません。
こういう指導がいいんじゃないか、という指導を自分で考えて1から組み立てていって形にした塾です。
普通は「集団指導」「個別指導」など一般的な塾のお手本の型を参考にして塾って作っていくって思っていたんですけどね。
現に私は実際に既存の塾の指導を参考にして自塾の指導を作っていきましたし。
ここが違うんですよね。井ノ口先生の学習指導歴は家庭教師のマンツーマン指導から始まっていて、最初は1から10まで指示をして成績を上げるスタイルだったそうです。
確かに成績は上がるものの生徒たちの依存度が跳ね上がってしまって、「先生次は何をしたらいいですか?」なんて展開になってしまったそうです。
「これではいけないので、生徒が自分で考えて取り組めるようにすることを目指して指導をしよう」という風に考えて、今の指導スタイルが出来たとのこと。
一言で言えば自立指導の塾のようです。
入塾してきたら現状を井ノ口先生が徹底的に分析をするそうです。それを踏まえてここからどんな勉強をしていこうかというのは本人の意向を尊重をするとか。
その本人の意志で決めた内容を強化すべく取り組み方のアドバイスをして進めていくというスタイル。
実行具合進捗具合が確認出来るように、毎回進度表を記入してもらって毎度井ノ口先生がチェックをしていくそうです。
文字にしたら普通に聞こえるかもしれませんが、これは普通じゃ無いですね。
生徒の意向で取り組む内容が決まったりするっていうのは、毎度塾側はそれに合わせた指導をする必要があるわけですから。
塾の指導の型があって、それに沿って頑張って!じゃないんです。生徒が自分で決めた勉強をサポートして自分でやれるようにすることを目指す塾なんです。
生徒数の数だけ指導の形があって。これは安易に生徒数を増やせないのが納得できます。身体が悲鳴をあげたのも納得できます。
仕入れた食材に合わせて調理方法を考える創作料理のお店みたいですよね。そんな対応は力が無いとやれません。
一般的に言われるPDCAのサイクル。Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)を生徒自身でやれるようになれば、今後の全ての活動に置いて役立っていきますよね。
自立した取り組みを身に着けて、学校のテストの勉強に限らずに、今後の人生のあらゆる場面で役立てていってほしいなぁ……という井ノ口先生の想いを感じました。
ここにピントを合わせて、指導者の本気度が保護者達に伝わっていて、実際に結果も出しているので、地域一番塾となっているのだろうな。
私はそんな風に感じましたね。
塾長が損得勘定ナシで皆の力になることにハマってるから!
先ほども書きましたが井ノ口先生はYouTubeのライブ配信で見てくれている人の質問にその場で答えたりされてます。
私が初めてこのライブ配信を知った頃の記事もありますね↓
あらゆる質問飛んでくるんですよ。そんな質問に間髪入れずにペラペラと返信を話してるんです。
これだけ自分の想いを口にして話すアウトプット機会があると、想いが明確になっていくでしょうね。
コロナがきっかけでYouTubeのライブ配信を始めたなんておっしゃってました。「いろいろと不安に思ってる人もいるだろう」と始めてみたなんて言ってましたね。
井ノ口先生はそのほかにも合格判定サイトを作ってみたり、いろいろと活動をされてますが、基本的に「皆の役に立てたら良いなぁ」一本での活動なんですよね。
見返りとかお金とか、あんまり興味無いらしく。「皆の役に立てて、自分が面白いと思う活動をしたい」という部分がとても強いようです。
お金への頓着の無さから「お金は何に使ったらいいかわからんですね~」なんて言う始末。言ってくれたら私いつでも貰いますのに(笑)
食べ物にも頓着無いですし、基本的に日常生活での欲が薄い人です。
損得勘定抜きで圧倒的な「GIVE(ギブ)」をし続ける人なので、YouTube配信を見た人とかが「この先生の指導を受けたい」と思うんでしょうね。
「学習指導で成績が上がるかどうかに100%は無いけれど、この先生だったら100%の力で指導をしてくれるに違いない」
「この先生にうちの子を任せてみたい」
こんな想いをYouTubeの画面越し思わせているから、岐阜みたいな超遠方から生徒が来ることもあるんですよね。
私が感じた地域一番塾の理由は以上です。
井ノ塾って良い塾ですよね。やってる人の本気がYouTubeを通して広く伝わってるから広い地域から生徒が集まります。
ただ、「井ノ塾良いじゃないか!通わせたいじゃないか!」となっても、残念ながら定員で募集停止になっていることがほとんどのようです(^^;
季節講習生は募集しているようなので、講習に参加させてもらうのがいいでしょうね。また、新年度の募集(予約?)が12月から始まるとか。
気になる方はどうかHPとかブログで情報を得てください。
ここからインタビューは、「塾選び」とか「家庭での勉強のコツ」とか「おススメ教材」なんかの話題に入っていくのですが、ブログでの紹介はここまでに。
ここからの内容は本に掲載予定です。また、インタビュー音源も本を買ってくれた方への特典としたいなと妄想してます。
えぇ、本は出版決定してないので、幻になるやもしれませんが(+_+)
地域一番の塾は「優れた指導システム」と「本気の塾長」の2つが揃っている。
このインタビューを続けてきて、これをひしひしと感じているところです。
どちらがより大切かと言えば「本気の塾長」の方ですね。本気の塾長は同じ組織で人数を揃えることが難しいから、学習塾で全国制覇をする塾が無いわけです。
そもそも勉強自体の仕組みが簡単なので、学習指導で大間違いが起こることが少ないという理由もあるでしょうか。
良い塾探しは「本気の塾長」探しと言ってもいいかもしれませんね。
次回は首都圏の塾へインタビュー予定です。私自身が勉強になるし楽しみです。
今日はこのへんで。
それでは。
井ノ口先生のYouTubeチャンネルでインタビューの模様は近々UPされるかと思われます♪
これまでの塾長の著書はこちら!おかげさまで著書累計6万部!
國立拓治
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