「勉強、お前だったのか。いつもピンチを救ってくれていたのは」(ごんぎつね構文)

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ごんぎつね、誰もが読んできたお話ですよね。1980年以降に生まれた子は皆が小学校の時に国語で学んできたお話です。

病気の母親に栄養をとってもらおうと兵十が用意していた大切なうなぎを盗んでしまった罪滅ぼしに、日々こっそり栗やマツタケを家に届けていた狐のごん。

そんなことを知らずにうなぎ泥棒のきつねだと思って、ある日ごんが家に忍び込んでいるのを見つけて兵十が銃でごんを撃ち殺してしまいます。

そこで兵十は実はごんがいつも栗を届けてくれていた事実を知るのです。

「ごん、お前だったのか。いつもくりをくれたのは。」

1974年生まれの私の国語の教科書にも掲載されていましたよ。兵十の最後のこのセリフは有名ですよね。私も覚えてます。

数年前のことです。みずほ銀行だったか、大規模な不正利用被害が出て大変なことになりましたよね。

そんなときにこんなツイッターが盛り上がりました。

「三菱UFJの時間かかるし前時代的でクソ面倒くさいセキュリティ、お前だったのか。全国規模の不正利用から守ってくれてたのは」

お前だったのか…微妙に更新しておきました(2020/09/15)

私はUFJを利用しているので深く頷きました。めちゃ面倒なんですよ、いちいち。しかしそれが不正利用から守ってくれていただなんて、ごんぎつね的ですよね(笑)

数日前、家でアイスクリームをパフェのように色々入れて食べてました。

小さなビスケットをいくつか入れてあったのですが、まだパフェを食べ慣れていなくてパフェの底に入ってたコーンフレークにムカついていた時代を思い出しました。

「底上げするんじゃねーよ!アイスをもっと食わせろよ!」なんて。

しかし、ここにきてビスケットやコーンフレークの意味がわかってくるのです。冷えたアイスばかりを食べていると食べ飽きてきますし、口が冷たすぎて手が止まるのです。

そんなところにビスケットやコーンフレークを挟むと、食感や味の良いアクセントとなり、冷たい口の中をリセットしてくれるのです。

この発見に大きく驚きました。悪役だと思っていたコーンフレークが実は大きな意味があっただなんて。

「コーンフレーク、お前だったのか。パフェを食べ飽きず最後まで食べさせてくれていたのは」

・・・

・・

はい、何言ってんだって話なんですが、これは勉強にもバチっと当てはまると思うんです。この「ごんぎつね構文」が。

多くの子どもたちにとって忌々しい勉強。そこまで思わずとも面倒だなぁなんて嫌われがちな勉強。

ですが、いつか大人になったとき、勉強に助けられる場面がやってきて。

「月があっちに出てるから、北はこっちだな」

「1,200円の2割引きだから、1,000円あれば買えるな」

「契約書にこう書かれているからこの請求は無効でしょ」

「トイレ近いし通路側の席をリクエストしよう。aisle seatだったな」

こんな場面を迎えて勉強した内容のおかげでピンチを凌げた時、このごんぎつね構文のセリフが決まりますよね。

「勉強、お前だったのか。いつもピンチを救ってくれていたのは」

いつか大人になった時、このセリフを言う日が来るはず。

だから子どもたちよ、悪いこと言わないから一生懸命勉強しなさい。

そして、大人になって勉強していたから救われた場面に遭遇したとき、このセリフを盛大に言おうね♪

今や皆がわかる共通の話題って貴重ですからね。ごんぎつね、利用させていただきました(´▽`)

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。