夏期講習の一場面からお送りします。保護者に向けてですね。
夏休み中は普段よりも生徒たちが長く塾にいることが多いです。自習に来て勉強するようにしているからでしょう。
今日もある生徒が教室の奥の方の席に自習で座りました。勉強があまり好きではない子なので、奥の席とか目が届きにくいところを選んで座りがちです。
今回その生徒が座った席はトイレへの導線横にある席なので、どんな様子かはトイレに行くときに見ることが出来ます。
授業が始まりしばらくして、私はトイレに行くために席を立ちました。
ふとその生徒に目をやると……
ゴソゴソと教材を片付けている場面です。様子を見守ると、教材をチェンジするタイミングのようです。
「……あぁ、そういう感じね。あなたを気を付けて見ておくことにするね」
そんな思いでやり過ごします。
それから小一時間経ったでしょうか。私はまたトイレに行くために席を立ちました。
ふとその生徒に目をやると……
今度は国語のワークを開くところでした。というか、私の気配を感じるまではワークを閉じた状態でボーっとしている様子でしたね。
「あぁ、やっぱりね」
たまらず私はその生徒に声をかけます。
「君ね、トイレに行くために横を通るたびに君はワークをチェンジしていたりワークを開くところで全然勉強していないのよね」
「そんな奇跡のタイミングで俺が通る瞬間に2回とも教材を開いて今からやる場面なんてことないからね」
「俺に気が付いて慌ててやる場面になってるだけってことでしょうよ?」
「疲れたんか?ほれ、頑張ってやりなよ」
こんな会話でしたね。
気が抜けて勉強が止まってしまっている生徒はこうして発見が出来ます。
保護者の皆さま、覚えておいてください。
お子さんが家庭学習中で、保護者がパッと見た時に教材チェンジをしている場面であったら、それは「勉強止まっていたんじゃない?」フラグが立ちますね(´▽`)
2回続けてそんな場面に遭遇すれば……「勉強止まっていた」は恐らくビンゴです。
出来れば1回目に見かけた時にどのページまで進んだかを見ておくのもいいですね。
心の底から湧き上がる気持ちで勉強に取り組めるようになるには中学生はまだ若すぎます。大半の中学生は「やらなきゃな」で取り組んでます。
よって、気が抜けてしまうこともありますから、気が抜けた時にはそれを察知して応援してあげてください。
勉強に気が向いていない生徒はその頻度高まりますから、よく見ててくださいね。
夏期講習の一場面から、気が抜けてる子の見つけ方についてお送りしました。
(これも何度か書いてきた気がするが、ブログ内検索はしないでおきます♪)
今日はこのへんで。
それでは。
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