学校ワークをオレンジペン一色で染めるときは先生の許可取りを!

夏期講習始まっています。

定期テスト前のように生徒たちが自習に来てます。

中3生は本日が学校夏課題点検日ですね。

夏課題は各教科の先生が夏の間に力が付くようにと考えて出してくれていますが、まずは中学によって内容的にボリューム的にばらつきがあります。

また、その出来とか、わからなかった問題とかの対応を学校がしてくれるわけではありません。

よって塾としてこの中学から出てる宿題をベースに何かを指導をすると言うことはありません。

はやくやり終えて、塾として指導をしたい内容に入れるように、7月中に完成してもらうように例年しています。

さて、そんな中、昨日全て終えて点検に持ってきた中3Aさんのワークに目が留まりました。おや?

オレンジペン一色で書きこまれています。

オレンジペンで解いて、オレンジペンでマル付け、オレンジペンで正答を書き込んでます。

まさにオレンジ一色。

私はAさんに確認に行きました。

「これオレンジだけで書かれてるけど、先生の許可はもらったの?」

「はい。誰かがやっているのを見て先生が『これいいね』なんて言っていて、じゃあ私もやろって真似しました」

なるほどね。

「そりゃ話の分かる先生でよかったよ。たまにダメだっていう先生もいるんだよね」

そう、これは学校の先生の許可が出ないとやれない技なのです。

理由は明白、勉強をしたくなくて楽をするためにやろうとする輩が一定数いるからなのです(´▽`)

先ほどの画像は見ていただいたら取り組んでいるのが伝わってくるものなので文句は少ないですが、ただただオレンジペンで答えを丸写しだけする生徒がいるのです。

「オレンジでひとまず書き込んで、ここから覚えるんです」

こんなたわごとを言ってですね、脳を1ミリも動かさずワークを完成させて「やってる風」「頑張ってる風」を装うのです。

こういう輩が出てくるので、「オレンジペンで取り組むのは禁止」なんて真面目に繰り返し取り組みたい子も巻き込んで先生に禁止されてしまうことがあるんです。

ワークを繰り返し取り組むための作戦としては良いものだと思っていますが、やってみたいときにはまずはその担当の先生に許可を取ってください。

こんな風に……

「先生、相談なんですけど、ワークを繰り返し解きたので1回目の取り組みを本誌にオレンジペンで書きこんでいいですか?」

「……いえ、楽をするためじゃないです!2回目に取り組んだルーズリーフを挟み込んで提出しますからお願いします!」

こんな感じじゃないでしょうか。

よほど嫌な経験がある先生は許可を出してくれないでしょう。まぁ共感しますけどね。

ワークを繰り返し解くための作戦はいろいろありますから、もしもダメだと言われたらこだわらず違う作戦でやるようにしてください。

一応正論を盾にして保護者が学年主任とかまで巻き込んで抗議をして要望を伝えれば、許可を出してもらうことは出来なくないとは思いますが……

そこまでする内容じゃないです。その価値が無いです。

もっと理不尽なことが起こって学校と勝負しなきゃいけない場面が来るやもしれませんから、そのときのために交渉の札とパワーは温存しておいてください(笑)

夏期講習の一場面からお送りしました。

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。