たとえばサッカー日本代表選手へのインタビュー。
「ワールドカップを振り返って反省点等あれば聞かせてください」
なんて質問があったとします。
「コロンビア戦で守備のミスがあって、後半の失点を許した場面では、私はもっと後ろにポジションを置いておくべきでした」
「ベルギー戦では前半の攻撃時、あそこでパスじゃなくてドリブルが正解でしたね~」
「ポーランド戦、今度は逆にパスを多用するべきでした。自分で持ちすぎましたね・・・」
インタビュアーはこんな返答に対してこう言うでしょうか。
「細か!そういう場面場面の細かなことじゃなくて、ワールドカップ全体について聞きたいんです。次に繋がるように、ワールドカップ当日を迎えるまでの準備の部分について聞きたいんです!!!」
たとえば定期テスト終了後、成績個票まで返ってきたときの私から生徒へのインタビュー。
「どう、今回の定期テスト全体振り返って。反省点はどんなところがあるかな?」
こんな風に質問をしたとします。
多くの生徒の返答はこんな感じです。
「理科はケアレスミスが多かったです」
「英語はピリオドとか単語ミスとかで10点は落としちゃいました」
「数学もケアレスミスで10点ぐらい落としてしまって・・・」
違う、そうじゃない/渋谷で5時 ~Romantic Single Version~
「あのね、そういう各テスト結果に対する細かなこととか感想について聞きたいんじゃないんだな。それはそれで反省が必要だけどね。今はね定期テスト全体について聞きたいのよ」
「『準備としてこういうところが足りなかったから、次回はこう準備をしていく』というような、定期テスト当日を迎えるまでの準備の部分についての反省ね」
「反省」なんていうと高い確率で実際のテスト中の時間配分とかミスについて話してくれるんですけど、なんなんでしょうね。
反省を活かして次のテストに繋がるようにするならば、見直すべきは500%準備の部分で。
もちろん、テスト中の時間配分とかケアレスミス対策なんていうのもしなくていいとは言いませんが、そういった部分はテスト勉強での枝葉です。
前回のテスト準備の反省をし、より良い準備ができるように次のテスト勉強に取り組んでいって欲しいですね。
具体的に言えば勉強の量と質についてです。前回の取り組み具合を振り返り、次回が過去最高の良い準備となるように頑張ってください。
「テストの反省」について思うこと書いてみました。
中学生をお持ちのご家庭は、試しにお子さんに成績個票が返ってきたときに「定期テストの反省」について聞いてみてください。
テスト当日の取り組み方とか、「ケアレスミスが・・」とか言い出したら、違うそうじゃない♪と準備についての反省を一緒にしてあげてください。
私はもう少し生徒に意図が伝わりやすく質問をすることとします(´▽`)
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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