OFFです。引き続き余談で書いてます。
今更ですがスラムダンクの映画を見てきました!
『THE FIRST SLAM DUNK』ってやつですね。作者の井上さんが脚本と監督も手掛けているそうです。
この映画を見ようかどうか、私は慎重に見守っていました。
「しばらくすればAmazonプライムで見れるようになるだろうしなぁ」なんて。
この歳になるとですね、私たち団塊ジュニアを懐かしがらせてお金を取ろうとする作品が増えたりするのです。
青春時代に流行ったバンドやアイドルや漫画の作品を扱ったものを今のタイミングで再び出してくるのです。
「あぁ懐かしい。あぁあの頃は良かった」なんて、しみじみとさせることを目指させる感じです。
私自身もそういった流れの中でバービーボーイズの再結成ライブや南野陽子の30周年記念ライブに足を運びました。
バービーボーイズのライブでは観客皆が声を出して一緒に歌ってました。バービーボーイズに会いに行ったというよりも、皆が当時の自分に会いに行っているように私は感じました。
なんてことない、カラオケ喫茶で昔を懐かしんでいるのと同じ感じかと。
自分が好きだったものを改めて見て懐かしむということ、否定はしないものの、こればっかりも嫌だなぁと感じていてですね。
スラムダンクを見に行くという行為、これは昔を懐かしんでる行為じゃないかと思う節があって、こんな気持ちも行くことに対して慎重にさせてましたね。
こんな私の躊躇を「行く」に変えた出来事は4つです。
まずは中3のユズキが面白かったと言っていたこと。懐かしむ世代ではない今の子が良かったという感想を持てたのがデカいです。
そして四半世紀の付き合いの石橋先生@エストスーパースクールが「まだ見てないの?頼むから見てきて」と言っていたこと。人に映画を見てくることを頼むことなどある?(´▽`)
中国での大ヒットもデカかったです。「あー国をまたいじゃう感じね」と。
最後は新刊の執筆を終えたこと。これで気がかりが無くなり、幸いまだ上映していたことで「行く」に変わりました。
これら4つの出来事に後押しされて、ついに見に行ってきました。その感想は……
凄いよかった!
これは映画館で見るべき!
ですね。月並みですがこんな感想。
是非見に行って欲しい理由は2つです。
まずは原作者が脚本と監督をやっていて、凝りに凝って作られているから!
原作者の井上さんって凄い漫画家なんですよね。その原作者が自ら前のめりに作ってくれているので、原作で読んでいたときの感動と興奮がそのままスクリーンで繰り広げられます。
モーションキャプチャーというのでしょうか。現代の技術にも助けられて、流行っていた時には不可能であった躍動感のある表現で描かれてます。
あとは短い時間で多くのキャラクターの見せ場を作っていて、脚本が素晴らしいなとも思わされました。さすが井上さんだなぁと。
もう一つの理由は、音響の臨場感です。
シンエヴァンゲリオンは2度ほど映画館で見て、家で改めて見てみた時の音響の迫力の格差に驚きました。
あーやっぱりこうも違うんだなと。音量を大きくして再現できるものではないんですよね。
バスケ漫画で音響の臨場感要る?って話なんですが、これが素晴らしかったのです。
疾走感のある映像と迫力のある音響。是非映画館でこそ体験してほしいなと思わされました。
スラムダンクも是非音響の臨場感を体験してほしいです。
以上ですね。
昔を懐かしませるためだけに作られた映画じゃありませんでした。素晴らしかったです。きっと原作を知らない今の子たちも楽しめると思います。
「山王戦」手前まで原作を読んで映画を見て欲しい!
原作を知らない人には「山王戦」前まで原作を読んでから映画を見てくることを勧めます。
山王工業という相手チームとの試合を描いたパートを「山王戦」なんて表現します。この手前まで読んでから見るとより映画が楽しめるのではないかと思うのです。
映画の中では描かれた部分が少なかった花道と流川の犬猿の仲の感じはちゃんと確かめておいて欲しいです。ここ大事です。
三井のバスケから離れていて荒れていた時代の部分、もう少し見ておいて欲しいです。
ど素人の花道がこのコートに立つまでに重ねた努力の描写も見ていて欲しいです。花道がシュートを打つ前に動いていた口の動きの意味がわかるかと。
宮城リョータとマネージャーの彩子との関係性も原作で確認しておいてほしいです。
原作でこういったバックボーンを知ったうえで映画を見ることが出来たなら、よりこの映画スラムダンクを楽しめるのではないかと。
山王戦は単行本では25巻かららしいので24巻まで読んでください。
完全版では20巻かららしいので19巻まで読んでください。
新装版では16巻かららしいので15巻まで読んでください。
途中でマンガを止めるのは難しいですが、これが私が考えた映画へのおススメの下勉強です。
映画を見て、残りの山王戦を漫画で改めて読んで、有名なセリフやシーンを文字で確認し、再度映画を見てもらうとさらに味が出そうですね♪
以上です。ポイントはですね、私が過度のスラムダンクファンでは無いということです。それぐらいの熱量の私がおススメするというこの事実を受け止め、
ウズっと来たら是非映画館でご覧下さい。映画館で見るべき作品かと思います!
バチバチの余談でお送りしました。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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