ノーベル経済学賞を受賞したジェームス・J・ヘックマンという経済学者の方が書かれた教育本を読みました。
どこかでヘックマンの名を聞いて、気になって読んだんですよね。どんなきっかけだったかは忘れました(^^;)
また、ポール・タフというジャーナリストの方が書かれた関連本も合わせて。
これらの本の内容を簡単に書いてみると、
幼少期に非認知能力を育むことが大切で、大人になってからの所得とか生活水準とかにも関わっちゃうよ。
という感じでしょうか。
「簡単じゃねーじゃん!ちょっと何言ってるかわかんない!」なんていう中学生とサンドイッチマン富沢の声が聞こえてきます。さらにかみ砕いて書いてみます。
ちっちゃいときに、勉強みたいな数字で表せる能力じゃなくて、数字で表せない「やり抜く力」とか「モチベーション」とか「くよくよしない心」とか「好奇心」とかを育てるのが大切なんだって。こういう能力を伸ばすようにしておくと、大人になってから幸せに過ごす人が多くなったんだって!
といった感じでしょうか。伝わりましたでしょうか?
へぇ~とは思うものの、「それはやくいってよぉん」と、CMの松重さんのようなセリフが出る内容ですよね。
なんとか中学生向けの塾にも役立つ内容は無いものかと読みすすめると、こんな記述を見つけました。
認知能力は幼い頃に大枠は決まってしまうが、非認知能力は20代まで伸ばすことが可能。
おお、なるほど!
これも噛み砕いて表現すると、勉強のもともとの能力自体は大きくなってからぐんぐん伸びるということは無いけれど、その人の性格とか人柄に関る部分は20代までぐんぐん伸びる!
といった感じですかね。
もしも書いてある内容が真実だとするならば、私の仕事は「生徒たちの勉強の能力を伸ばす」というよりも、「生徒たちが本来持ってる能力を引き出す」という表現がぴったり来るのかもしれません。
そして、非認知能力は中学生高校生でもぐんぐん伸ばせるとのことですから、ここの部分は塾として伸ばしてあげたいなという気持ちがあります。
うちの塾で伸ばしてあげたいと私が思っている非認知能力は、「努力」と「ポジティブ」です。
いろんな切り口でいろんな表現で非認知能力はあるんでしょうが、私はこの2つが身についていれば、人生幸せ確定じゃないかと思うんですよね。
このへんをあまり声高に言っても怪しい塾になるので声高には言いませんけどね(^_^;)
興味深い本ではありましたが、非認知能力を伸ばすために取り組む方法など具体的な記述はほぼ無く、私にはさほど参考にはなりませんでした。
ただ、非認知能力は中高生でもまだまだ伸ばせることが確認出来ただけでもよかったです。
これらの本は子供がまだ小さいご家庭なら興味深く読んで役立てるかもしれませんね。外国人著者の翻訳本独特の読みづらさを残した2冊ですが、宜しければ(^o^)
ここでは比較的読みやすいヘックマンの著書だけリンク貼っておきますね。
最近読んだ本について書いてみました。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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