余談を。
学習塾を舞台にしたNHKドラマ「みかづき」、ご覧になっているでしょうか?
塾業界の視聴率は高いでしょうけどね。2017年本屋大賞第2位の小説「みかづき」をドラマ化したものです。
月刊私塾界の山田社長が制作協力でテロップに名前が出てきます。小説にも名前が記されてましたしネ。
実際のドラマ撮影現場には月刊私塾界編集の松本さんが足を運んでいたらしく、「高橋一生に師匠って言われてました」なんておっしゃっていたのが印象的です(´▽`)
今週は第三回の放映でした。全五回のドラマですから折り返してしまいましたね。
内容的には主人公吾郎(高橋一生)と千明(永作博美)の塾が近隣の塾と合併し、時流にも乗ってどんどんと拡大していく場面でした。
私たち団塊ジュニア世代が子供の頃は塾は儲かってしょうがなかった時代らしいですからね。
どんどんと拡大していく塾は多くが進学塾で、吾郎が目指した学校についていけない子の力になるような補習塾は拡大を望める時代では無かったようで。
学校についていけない子の力になりたくて塾をする吾郎と、拡大路線で進学塾への転身を考える千明とがぶつかるシーンでした。
どうでしょう?同業の先生はチクチクと心にくるシーンだったんじゃないでしょうか。
私にはチクチクとモヤモヤとするシーンでしたね。
吾郎は言います。
「学校が太陽なら塾は月のよう。うまく学校で日が当たらない子たちに月の光を照らすような塾をつくろう・・・君はそう言ったじゃないか」
そう千明を責めるのです。千明がそれを受けて言います。
「それはいつの話?アンケートの結果からも多くの家庭が進学塾を望んでいるの。今はもう補習塾では立ちいかなくなるの。進学塾に変わるべきよ」
ドラマでは千明が今のところ悪役風に描かれています。初心を忘れ拡大路線を目指す経営者のように。
でも、ひとたび塾として大きな組織を作ってしまったならば、そこに働く人たちの幸せを最初に考えて、働く皆に給与をしっかり払うことができるように考える必要が経営者にはあって。
それを考えての千明の台詞だと思うんですよね。
吾郎の言い分もよくよくわかるのです。初心を貫いて、勉強に困っている子たちの力になりたい。その想い曲げてまで塾で指導をしたくない。・・・と。
大きな塾の経営者ほど千明の苦悩にシンクロしたでしょうか。現場の第一線で指導をする先生ほど吾郎の想いにシンクロしたでしょうか。
私はどちらの想いもキャッチして、チクチクモヤモヤとしましたね(*_*)
ドラマでは吾郎さんが「じゃあ辞めます」と家を出てしまいました。第四回はどうなっていくでしょうか。
原作を読んでいるのである程度予想はできますが、今後の放送も楽しみですね。
同業の先生はもちろんみかづき読みましたよね?「もっ、もちろんだよ!ば、ばかいっちゃってるなぁ!はは、ははは!」なんて先生は是非(´▽`)
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ドラマの方はもう後半入ってますが、再放送もやってますし、よかったら!
それにしても撮影現場に足を運んでいた私塾界の松本さんがうらやましいです。
千明役の永作博美は私が高校生の頃にはTOPアイドルだったんです。
彼女が所属していたアイドルグループ「ribbon」は、ライブへ高1のときに1人で見に行ったぐらいファンでしたからね(´▽`)
まさか永作があれから20年後に塾の経営者の役でNHKドラマに出るだなんてなぁ~(^^)松本さんいいなぁ~(・∀・)
余談でお送りしました。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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