先日発表された進路希望調査資料を引き続き見ています。
記事で書いた古知野高校商業科のように今年大きな動きがありそうな高校は無いだろうかと見てました。
いろいろ見てきた中で今年の状況が気になる名鉄犬山線沿線の公立高校は小牧南高校ですね。
気になったポイントはまずこちら。4年前の第2回進路希望調査から順に見ていくとですね、
H25年度 第一希望245 第二希望227
H26年度 第一希望322 第二希望256
H27年度 第一希望287 第二希望273
H28年度 第一希望263 第二希望271(今回)
おそらく今回初めて第二希望の生徒数が第一志望の数を上回ったのです。
この理由は「実力が近すぎて組み合わせにくいなぁ」と言われていた一宮南高校と実力差が広がり始め、一宮南と組み合わせて受験する生徒が増えたからじゃないかと私は推測しています。
第二希望として受験する率もどんどん上がってきています。H21年度から第二希望率を書き並べると、
25%→27%→36%→42%→46%→38%→47%
といった感じです。変わってきてますよね。
気になったので小牧南を掘り下げて見ていくことにしました。
定員割れ年度のH25年度を元に考える
小牧南の入試倍率を語るうえで基本となるのは定員割れとなったH25年度です。
そのときの状況を書き出してみますと、
第一希望221 第二希望189 合計410 定員286 最終倍率1.43
でした。
定員より3人割れた年でした。ここで第二希望の生徒がどんな割合で小牧南に来たのかが判明してます。
第二希望生徒数の約33%の生徒が小牧南に進学していました。この数値も使ってその後の実質倍率を予想してます。
では来春の倍率を予想してみましょう。
まず現在判明している状況としては第2回の進路希望調査結果です。こちら。
第一希望263 第二希望271
ここから実際に受験する生徒数は減りますから、よく似た数値である昨年のデータを利用して、同じ割合で実際に受験する生徒数を予想で出してみます。
第一希望は希望調査の84%、第二希望は希望調査の77%でしたから・・
第一希望221 第二希望209 合計430
こうなりました。定員割れを起こした年にとても近いですよね。
第一希望の予想人数が定員割れを起こした年と同じだったので、推薦で入学する生徒数も同じと仮定すると予想はこうなります。定員割れ年度と比較してみましょう。
H28年度予想
第一希望221 第二希望209 合計430 定員286 最終倍率1.50
H25年度(定員割年度)
第一希望221 第二希望189 合計410 定員286 最終倍率1.43
ご覧のとおり定員割れまでは行かないにせよ、かなり入りやすい状況になるのではないかという予想です。
予想実質倍率は1,01倍!?
ここからさらに実質倍率を予想してみましょう。ここで定員割れ年度のH25年のデータが活きてきます。
予想第二希望数209人の33%が小牧南へ進学すると仮定して、予想実質倍率を出してみると・・
{221+(209×0.33)}÷286=
1.01倍!!!?
例年通りの受験者の動きであればこんな予想実質倍率になります。第二希望が増えてきていますからね。あり得る数値かと。
飽くまで全て予想なのでこの数値を信じきってはいけませんが、試算でこれぐらい低い数値も出たという事実をお伝えしておきますね。
(ちなみに実質倍率を高く見積もっても1.11倍でした)
小牧南の受験を検討しているご家庭は参考にしてみてください。
今日も超ローカルでマニアックな話になりましたね(笑)
小牧南の受験を検討しているご家庭にとっては有益だろうと信じて書ききりました!
今日はこのへんで。
それでは。
國立拓治
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