先日書いた国語の問題の解き方について。意外に反響があったので、ツイッター上でアンケートをとってみました。
「問題文(本文)を先に全部読んでから問題を解く」か、「問題文(本文)を読みながら問題を解く」か、あなたはどちらですか?と。
コチラが結果です↓
塾の先生方と国語が得意だった方々に質問させてください!国語の問題を解くときは、
— 國立拓治@新刊「くにたて式中間・期末テスト勉強法」4刷重版御礼! (@sakurakobetu) December 24, 2022
半々といったところでしょうか。
しかし、私の質問の仕方が悪くてですね、私の書いた「問題文」が「本文」を指しているのか、「設問」を指しているのか、勘違いされてしまう表現でした。
よって、この結果はまだ怪しい感じではあります。
この質問をしていて、設問を先に読むという人が一定数いるんだなと感じまして、選択肢を新たに考えました。
質問 国語の読解問題を解く手順は、
1.最初に設問を確認して、本文を全部読んでから解く。
2.最初に設問を確認して、本文を読みながら解く。
3.最初に設問は確認せず、本文を全部読んでから解く。
4.最初に設問は確認せず、本文を読みながら解く。
これでどうでしょう?
追加でこちらの質問も出しておきました。結果が楽しみです。
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こちら↓
国語が得意な皆さん、国語の問題を解く手順について教えてください!あなたの解く手順はどれですか?
— 國立拓治@新刊「くにたて式中間・期末テスト勉強法」4刷重版御礼! (@sakurakobetu) December 24, 2022
ありがたいことに700票を超える投票いただいてますね。こんなに多くの方に投票いただいたのは初めてです。皆さん結果が気になるのでしょう。
結果は興味深いものでした。
上位2つで割れてますね。3位4位も同じぐらいで割れてますが。
TOPがこちら。
最初に設問を確認して、本文を読みながら解く。
TOPほぼ同じレベルで支持されたのがこちら。
最初に設問は確認せず、本文を全部読んでから解く。
面白いです。
「問題を正しく早く解くならば、これでしょ」というのがTOPの回答。
「普通にやれば普通にとれるでしょ」というのが2位の回答。
解き方はまったく逆ですよね。そして派閥はキレイに半々ぐらいなんだなと。
「本文を読みながら解く派」がもっと多いと思ったのですが、そうでもなかったです。
想像するその理由は、得意な人に声をかけているので、昔から得意な人は解くテクニックとかが不要で、「シンプルに解けば解けるでしょ?」という人が多かったのかなと。
勝手な想像ですけどね。
昔から国語が得意な人ほどシンプルに解く人の割合が高く、勉強して努力で解けるようになった人ほど解き方に工夫を加えている。ということでしょうか。
また、文章としても楽しみたいと考えている人は先に本文を読み。飽くまで正答を目指す人は先に設問を読む。…とかあるかもしれませんね。
各派閥からの意見が興味深く勉強になります。
「最初に設問を確認派」の意見
TOPの「最初に設問を確認して、本文を読みながら解く」派の方々からの意見を↓
設問読んでから解いてたなー。設問の答えを探すだけで、自分で考えないことが大事だと思うから。理系大学だけど国語得意だったな。センターは9割とれてた https://t.co/hmANJlJ3CB
— ゆるワーママ (@wdihw) December 24, 2022
本文先に読むと自分の解釈を前に出したくなるから設問全部読んでから読み下し、対応箇所にマークしといて設問と行ったり来たり。
のやりかたをしてからは長文で点を落とすことはなくなった。 https://t.co/OiZD8H0zCx— けいり飯/業務フローは全社必修 (@foodsofaccount1) December 24, 2022
まず問題に目を通して、そのあと文章を読み進めながら解いてた。問題内容を把握しているので解答箇所を見つけやすい https://t.co/X2EXJu6bFY
— ゆーかり (@yuuuuuuuuka_ri) December 24, 2022
「最初に設問を確認しない派」の意見
対抗する「最初に設問は確認せず、本文を全部読んでから解く」派の方々からの意見↓
私はどっぷり問題文の世界に浸り切るように読んで、内容をガッツリ入れてから設問に取り掛かります(漢字問題は読みながら書いていくけど)
そうすると選択肢や記述も答えるべき内容が頭に入っているので簡単
設問読みながらとかだと邪念・先入観が入るから無理 https://t.co/JO7qkxaTxU
— elkiti (@elkiti) December 24, 2022
設問を先に読むと雑念が混じるので、先に印つけながらガッと本文を読んで全体像を掴んでから解いてました。
読むの早いので解く時間には困らなかったかな…。
そこに読みたい素敵な文章があるのに設問から読むというのが耐えられなかった😂 https://t.co/t3dgdLvApP— koguma (@koguma001) December 24, 2022
テクニックがあることは知ってるけど、全文頭から読んで1問目から順に解いてた。多分人より文章を読む速度が速いのでそれでも時間は十分余ってた。
国語得意な人の中に一定数「読むのが速い」「解答するのに迷わない層がいそうなので今割れてるの納得感がある。 https://t.co/h3VSTLPj9W— さいこ (@jasmine_marie56) December 24, 2022
国語は文章を楽しみたいから文章が先です。
4半世紀も前の事ですが、高校入試で向田邦子さんの文章が問題として出て、感動して涙ぐんだことを思い出しました。 https://t.co/yXSOfG4Crs— エイ (@eccot) December 24, 2022
どうでした?
参考になりますよね。定期テストのように読み込んだ文章の読解問題ではなく、入試や模試のように初見の文章の読解問題は、今回ご紹介した解き方を参考にしてみてください。
自分の派閥を確認しつつ、他の派閥の解き方を試してみるのもいいですよね。フィットしたもの採用していきましょう。
ちなみに私は少数派の「最初に設問は確認せず、本文を読みながら解く」ですね(^^)
設問を先に読むことでのネタバレを防いで本文を楽しみつつ、時間のロスも嫌なので解きながら。これで解いてます。
以上です。
今回の記事、ちょっとタメになる感じですよね。保護者の皆さんは是非お子さんにリンク送り付けてあげてください(´▽`)
まだあと少し投票続いてます。国語が得意な皆さんの投票お待ちしてます。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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