「授業開始時間帯に塾のビルの外に先生を1人配置してみてはいかがですか?」
昨年末の保護者面談の中で保護者からいただいた提案です。
「他塾へ行った時に先生たちが送迎に出てくれていて安心だったし熱意を感じたんです」「車通りも多い場所だし、先生が出てくれていると安心です」
なんておっしゃられていました。
塾についてご提案をいただけるなんてありがたいことですよね。
早速知り合いの個別指導塾の先生に送迎について聞いてみたりして検討してみました。
いろいろ検討した結果、「塾への行き帰り時の注意を入口前に掲示する」という対応策だけを実施することにしました。
いただいたご提案通りに実施できず残念ですが、真剣に検討してみた結果です。
先生を配置しないことにした理由は大きく2つです。
まず1つ目は、塾生のほとんどが中高生で車道に飛び出すという危険性が低く、塾前の道もさほど広くないので車の速度も比較的ゆっくりであるという理由です。
小学生主体の塾であったら先生配置を強く考えましたが、今のところ危険性は低いのではないかという判断です。
ただ、そうは言っても危険度ゼロではありませんし、行き帰りは気をつけて欲しいので塾を出たところに注意喚起の掲示を貼ることにします。
そして2つ目は、「生徒たちの成績を上げるため」という1点に限られた力と時間を注ぎ込みたいという理由です。
塾として取り組んだほうが「より良い」ということはとても多くあります。
例えば「保護者への頻繁な電話連絡」だったり、「授業毎の講師からのレポートを家庭に送信」だったり、「レクリエーションイベント」だったり。
ご提案いただいた「送迎時の講師出迎え」も行うほうがより良い内容だと思います。
「より良い」ことを全て取り組むことができれば良いのですが、取り組むための力と時間には限りがあります。新たに取り組むということは現在行っている何かを辞める必要があります。
現在送迎時の教室内は慌ただしく、スムーズに生徒の入れ替えができるように私は教室全体を見ています。また、生徒や講師からの相談ごとや報告もこの時間に私に集中します。
講師は授業の準備をしていて、生徒が来ればコミュニケーションをとることも。どちらも生徒の成績を上げるために必要で大切な取り組みです。
今回は生徒たちの成績を上げるために教室内で取り組んでいるこういった取り組みと「送迎時の出迎え」とを天秤にかけて考えて、出迎え自体は見合わせることにしました。
なんだか言い訳がましくツラツラと書きましたが、
「ご提案をいただいたことは嬉しいしありがたい!」ということと、「真剣に検討してみたけど採用できませんでした!」ということをお伝えしたかったんですよね。
ご報告兼ねて記事にしてみました。
また塾への要望等ありましたら遠慮なくいただけると幸いです。宜しくお願いします!
今日はこのへんで。
それでは。
國立拓治
最新記事 by 國立拓治 (全て見る)
- 2学期中間テストで点をとるための簡単なコツ - 2024年10月4日
- 2024年12月発売予定「小学生向け英単語教材」は鋭意作成中! - 2024年9月28日
- 塾向けの高校入試セミナー2024に参加してきた! - 2024年9月26日