講習授業振替ルールを検討してます!

個別指導塾では集団指導塾と違って振替授業の実施が可能になります。

とはいえ、振替授業を実施することで良いことってあんまりなくてですね。

指導のペースは乱れますし、担当講師が変わればいつもの指導ではなくなりますし。

「いつでも振り替えられる」という気持ちから安易に当日開始30分前とかに振替を申し出てきたり。

こうした振替対応で塾のスタッフも「成績を上げる」という部分ではないところに時間と手間を取られるのです。

「成績を上げる」ことにピントを合わせて、持てる時間を全てぶち込んで指導をしたいので、通常授業では振替授業の実施をすることを辞めました。

「各学期で1回、追加の対策授業を実施するので、その中で対応します」という風にしています。(よって休まなかった生徒は単純に授業が1回追加になる形です)

さて、ここまでは通常授業のお話。で、問題は講習授業です。

講習授業は休み前に講師と都合の良いところを突き合わせて相談して授業予定を組む形にしています。

春や冬はそれでだいたいそのままいけますが、夏はなにせ長いのでイレギュラーが起こることもしばしば。

夏期講習時の振り替えに関してはいつも悩ましく思っていました。急遽夏前に一緒に決めた予定なので、予定が合わなくなることも。

ここの対応にいつも悩むのです。実施できる塾側の対応は3種類あるかと。

「可能な限りで対応をする」「全く対応をしない」「有償で対応をする」の3つですね。

今までは可能な限りで対応(無償)をしてきましたが、これってどんな理由で何が起きても、変更によるマイナスは塾側が負担する形です。

授業が組まれていた場所は空席になり、授業1回分の機会損失。

そこから空席の検索、提案、決定と家庭と連絡を取ります。そして変更となると塾用予定・本人予定・講師予定の3カ所に変更を加え、パソコンから組んだ予定の変更も入力が必要です。

1回の授業振替にこれだけの作業が必要です。この時間・手間・費用を全て塾が持つ形。

これをなんとかしたいなぁと。

振替には色々な状況があるんです。「それはお気の毒に。振替しておきますね」なんて同情してしまう場合もあれば、前職時代では「家族で外食とかしらんやん。なんでそんなんに振替作業しなきゃいかん?」なんて場合もありました。

場面場面で対応を変えるのは臨機応変な気もしながら、公平性には欠けるだろうと。

こんな風にモヤモヤと思いながら、講習の振り替え問題に手を付けぬまま今日まで来てしまいましたが、ようやく今回決心しました。

「有償で対応をする」という解決策を次回講習より採用します。

これが公平で正しい対応じゃないかと。

考えた対応はこちら

「講習開始日〇月〇日以降の振替授業設定は授業前日までの申し出で500円の費用で可能です。※当日申し出の振替は実施しません」

なるべくシンプルに、勘違いする余地少なく、こちらが判断に迷う場面も少なくなるように考えました。

500円の価格設定は本来安すぎますが、あらゆる場面で気兼ねなく伝えることが出来るよう安価に設定してみました。

安易な振替申し出をけん制するためにもこれで様子を見てみます。

次回の冬期講習から申込用紙に明記して周知して始めたいと思います。

まぁどうでもいい当塾のルールについてうだうだと書かせてもらった形になりますが、塾の振替授業設定にはこういった塾側の動きがあるということを知ってもらえたらいいです。

今日も愛知は恐ろしい暑さ。体壊さぬように頑張りましょう!

今日はこのへんで。

それでは。

外は灼熱の愛知、8月2日の教室より。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。