我が子の勉強に口出しをせずにいたい!でも塩梅が難しい!

本日もマシュマロ届きました。良い質問です。こちら↓

なるほどなるほど。

口出さず見守りたいけど、それでいいかな?ということですよね。

お母様の優しい気持ちが伝わってきます(母の例が挙げられていたので母設定で進めましょう(´▽`))

自分自身の経験を元に、「我が子にはこう接してあげたいな」というのを実践なさっていると。

口を出さないって口を出すより消耗しますからね。ちゃんとお子さんのことを見ていてのことでしょうから、グッと我慢の場面多いでしょうし。

さて、お母様の意向を踏まえたうえで、私が思うこと、私が考えたこと書いておきますね。

中学生の親子の距離感は「感じの良いショップ店員」のように!

本にも書いた気がしてます。もともと他の先生の本に書いてあった例ですね。

感じの良いショップ店員って、服を見ているときも「よかったら試着も出来ますので」なんて一声だけおかけした後は、少し離れた場所で素知らぬ顔で服を畳み直しているだけ。

しかし注意は全てお客さんの素振りに注がれています。お客さんがちょっと迷っていたり、ちょっと考えているようなシーンになるともう一声。

「こちらは先日入ってきた新作で、使う場面が多くてかわいいので私も買って持ってます~」なんて相手の反応を見つつ、サポートが欲しいのか、そっとしておいてほしいのかを探ります。

サポートして欲しそうであればそこから会話が始まり、連れないリアクションであれば再び素知らぬ顔で服を畳むと。

こんな感じで中学生を見守れると良いですねって思ってます。伝わりますでしょうか。

「目を離さず、手を出さず」が基本かと。

で、なにがどうしたって100%不味いことになっているときは、懐に踏み込んで強く指導をしていくべきかと。ここで躊躇は要りません。

「ああ、見守られているんだな」とお子さんが実感できるのではないでしょうか。

なんか思うままつらつら書いてますが、今回は受験生の割にはのんびりしているのではないか?という部分ですね。

難しいですよね。これは100%不味いことになってませんし、個人個人の感覚の部分でもありますから。

現状わかりませんから、私がその取り組み具合を見せてもらったときに「確かにお母様のおっしゃる通りだ」となるのか、「いやいや娘さんよくやってますよ」となるかはわかりませんからね。

ではどうしたらいいか?考えてみました。

周りの皆の取り組みを他人から話してもらう!

親子間で交渉するときって、お子さんとお母様と1対1のやりとりにならぬようにするのが大事なコツだと思うんですよね。

お母様が思うことを伝えたとしてもその言葉の重みが伝わりません。

なんなら、保護者はより良く生きて行って欲しいと願っているので、自分の願望だけで推奨学習時間を盛ってくるんじゃないかと勘繰られてもしかたがないのが親子の1対1のやりとりの弱点です(´▽`)

よって、客観的に「どうやら皆はこれぐらい勉強してるみたいね」と本人が自分で感じる展開に持っていくことを目指すのです。

学校の先生とか塾の先生とか、しっかり勉強をしていた近所の先輩とか、お手本とすべき人たちの口から受験時の勉強の取り組みについて聞くのです。

学校の三者面談はそのチャンスですよね。「皆さん●●高校を目指す子たちは受験時は1日どれぐらい勉強なさっていますか?」なんて具体的に聞くと良いですね。

そういった人たちからのセリフにお母様の過去の経験も足して、「先生も言ってたし、私もそう思うよ」と、説得力を増しましょう。

カンタンなのはしっかり勉強をする塾に入ることです。おのずと学習量が増えます。お子さんがぼんやりと思っている勉強の当たり前を、その塾にぶち壊してもらいましょう。

周りの情報と保護者の意見を伝えたらあとは本人次第!

基本は多くの情報を一緒に集めてあげて、本人の判断の手助けをしてあげれるといいですよね。

たとえば模試を受けて第一志望の合格可能性が90%を超えていたりしたとします。そんなときはやんわりと提案する程度で良いかもしれません。

娘さんの取り組みで成果が出てるようですから。

しかし、その模試の合格可能性が60%とかであったりすれば、ちゃんと皆の勉強の取り組みを伝えて、学習量を増やして上を目指すことを勧めると良いです。

「今の模試の結果で、今の取り組みでは、難しいと思う」と。こんなセリフこそ学校の先生や塾の先生の口から本人に聞かせたいですよね。

しっかりと周りの意見や情報を伝え、保護者として思うところを伝え、本人に判断をしてもらいましょう。

もしもそれでも本人の取り組みぶりは変わらず、不合格を手にすることになったとしても、その時はその時で一緒に反省をして次に繋げるのみです。

良い結果も悪い結果も、全ての結果は本人の取り組みの成果です。どんな結果になっても、それを受け止めて次に繋げられるように反省出来たら良いと思います。

これぐらい大きく構えて、目を離さず極力手を出さず、サポートしてあげれるといいですね。

私はそんな風に思います。

「親として自信が無い」なんておっしゃっていますが、どなたもわが子へ学習指導の経験値ってお子さんの人数分だけしかありませんから、各家庭が平均で2弱ぐらいでしょう。

お子さんのことを想って考えて調べて実行して、お子さんの勉強の結果のように、保護者も振り返り反省しながら改善をしていくのみだと思います。

私も一緒です。子どもたちのことを想って、考えて調べて指導を実行して、反省して次に活かすと。俗にいうPDCAを回しているだけです。

お子さんとコミュニケーションを取りながら、今後もより良いと思うことしてあげてください。

なんだか長くなっちゃいましたね。

同じこと何度も言いがちなのでくどくなってしまったかもしれませんが、参考に出来そうなところあったら参考にしてください。

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。