塾の新年度が始まって3週目に入りました。
途中休憩明けの時間に毎時間連絡事項を伝えることにしてます。
新年度になったばかりでいろいろと連絡事項が沢山あり、勉強の仕方について話すことが出来ていなかったのですが、3週目ともなるとようやく落ち着いてきて。
今週から勉強の仕方に関することも伝えていこうということになりました。
何を伝えようかと考えはしましたが、私がこういう話をするときの最初の一投目は毎度「睡眠時間をしっかりとって万全の体調で日々を過ごせ」になりますね。
「勉強法としてこの部分から話をするのは珍しい気がします」と、大和出版の竹下さんはおっしゃってくれますが、中学生は生活習慣から崩れていて勉強どころじゃない子も多かったりするので、ここをとても大事に思っています。
おそらく、誰もが生活習慣が崩れているのに勉強が得意な子が身近にいた経験あるでしょう。
「あいついつも深夜3時ごろまでゲームしてるのに学年順位5位とかだけど、どうなってんだ?」みたいな子ですね。
こういう子が言うんです。「昨日課題忘れてて出来てなかったから夜中の2時までかけてやったわ。ねみぃ~」
勉強の仕方を知らない子たちはこの事実をかっこいいと思ってしまいます。
「生活リズムを壊してるのに力技で勉強をねじ伏せる感じ、それで結果を出してしまう感じ、かっこいい!」
不良少年がちょっと優しいとギャップでものすごく優しく思えるように、生活リズム崩しているのに勉強が出来るというギャップが凄く見えるのでしょう。
そして、
「俺も夜遅くまで課題をやったりしてもいいんじゃないか?あいつはそれで結果出してるし」なんて展開になったりするかもしれませんよね。
私自身に身に覚えがあるんです。
自分自身が正しい勉強法など知らないですし、結果も出せていないので、結果を出している子の取り組みが全て正義に見えたのです。
一夜漬けで睡眠時間を削ってテスト勉強をするような子が王道にみえたのです。
過去の私のような生徒を出さぬようにと、語気を強めて伝えました。
「生活リズム崩れた賢い子がいるとそいつの取り組みが正しいみたいに思ったりするけど、500%間違いだからね!」
「生活リズム崩れた子が定期テストでいつも学年順位5番ぐらいをとっていたとしても、もしも生活リズムが整ったら必ず学年順位は1位とか2位に上がる!」
「生活リズムが崩れた子が東京大学に入学することが出来たとしても、もしも生活リズムが整っていたらハーバード大学とかさらに上の世界の大学に入学することが出来る!」
「だからしっかり寝ることが必要なの。8時間を目指して睡眠時間を確保しな。中学生は23時までに寝ればこの時間が確保できるからね」
断定的な表現を多用して強めに伝えました(^^)
中学生はあふれる好奇心に任せて睡眠時間は短くなりがちなので、これぐらい強めにけん制しておくのが良いと思います。
生活リズムを整えて、勉強に限らず全ての活動を絶好調で取り組めるようになるといいです。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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