OFFです。夏期講習前に連休もらってます。今日が連休最終日です。
この連休中にドラマを見ました。凪のお暇(なぎのおいとま)という漫画が原作の黒木華とか高橋一生とか出演しているドラマですね。第一回の放送でした。
このドラマの中で、周りの空気を読んで生活をすることに疲れた黒木華が演じる主人公が、全てを捨てて汚いアパートで生活を始めるといったシーンがあって。
そのアパート近所の八百屋で元ヤンキーみたいな店員に計算を間違えて多く支払わされた場面ありました。
繁盛する八百屋は忙しそうで、いつものように空気を読んで自分が我慢すればいいかと考えます。
しかし、生き方を変えたいと全てを捨てた主人公が、意を決して元ヤンキー店員に計算の間違いを指摘しに行きました。
平謝りの元ヤンキー店員、「新人だから許してやって」とまわりのおばちゃんたちと暖かな空気。
初めて自分の意見が言えたと晴れ晴れとした表情の主人公。主人公が自分の殻を破った瞬間、なんだか見てて気持ちの良いシーンでした。
私はこのシーンを見ながら、私自身の初めてのインド旅行で電車のチケットを買う列に並んでいた時のことを思い出していました。
悪名高いニューデリー駅での話です。旅人の難所ですね。
(ワン学習塾の犬童先生がこの難所で有り金の大半を騙し取られて、旅が全編スリリングな貧乏旅行に一変したという場所ですw)
外国人専用窓口で優雅な予約席を買うつもりが、席の種類を間違えて一番低い普通のチケット名を受付で伝えてしまいました。
「そのチケットならここでは扱ってない。下の窓口で普通に買えばいい」なんて言われて、地元のインド人たちが買うチケット窓口で買うはめに。
地元インド人たちが買う窓口がですね、なかなかカオスで、5人ぐらい並んでいるのですが、何食わぬ顔をして余裕で横入りをしてくる奴がいるのです。何人も。無限に。
窓口の真横からスルスルと近づいてきて、後ろに並んでいる人よりも先に横入り組がチケットを手にしているのです。
そんなことを考えるヤカラが数人いて、縦に並ぶ人とは別に窓口周りに人が左右にも群れているのです。
「なにこれ?これ一生前に進まなくねーか?」
ダメだこりゃ・・・なんて、私は一度その列を離れました。しかし離れた途端に想いが頭に浮かびます。
「まてまて、ここでチケット買えなかったらこの旅は進まないでしょ。諦めたらダメだ。ここは気合で買うしか無いでしょ」
再度列に並びました。ジリジリと前に進みます。横入りをけん制しながら窓口近くまで来ました。
ここからは「先に受付に話しかけた方が勝ちゲーム」が繰り広げられてます。先に並んでいたとか、正面いいるとか関係ありません。
私は俺が先に並んでいたでしょ感を出しながら、「次は俺が話すから」感を全身から出しながら、最後の勝負を制してチケットを手にしました。
「これだけ自分を前に出して自己主張をしていかなきゃいかんのか。これは凄いな。日本では無かったな」
日本では必要の無かった「俺が俺が」という自己主張を使う場面がとても新鮮でした。自分の思い込みの枠が一つとれたような心地でした。
また別の話、
学習管理アプリ「スタディープラス」の塾版を試用で使わさせてもらうことになりました。
数日前にスタッフの阿部さんからZOOMで使い方のレクチャーを受けました。「なにか質問ありますか?」と阿部さんに聞かれ、私は思っていることを伝えてみました。
「うちの塾はほぼ中学生という塾でして、基本的には勉強時にはスマホは触らないように指導をしているんです」
「中学生はあらゆる学力の生徒たちがいるんで、スマホの遊びの誘惑に勝てる子ばかりじゃないと思っていて。物理的に離した方がいいだろうと」
「スタプラのメインユーザーである大学受験を目指すような高校生は、ある程度の学力があって、自制心を持った子の割合が、普通の中学生より高いと思うんです」
「だから、中学生たちに対してスマホを利用するようなアプリを使うのは、本当に大丈夫なのだろうかと、とても心配しているのです」
「もちろん、スマホも包丁やライターのように、危険な場面ありながらも使い方のルールを学んで使いこなせるようにすべきだけど、そのタイミングは中学かな?使いこなせるようにするにはとても大変なんじゃないかな」
「物理的に制限してしまって、スマホ利用をしないほうが総じてプラスに働いちゃわないかな・・・なんて思いこんでます」
「この自分の思い込みの枠が外れるなら外してみたいです。中学生対象でスタプラを利用して上手く指導してらっしゃるユーザー塾があったら一度見学させてもらえないでしょうか?」
こんな風にお伝えしました。
思い込みの枠を外して新しい当たり前を身につけてみたいと思うんですよね。
3つのエピソードをご紹介しました。最後は塾ブログらしく着地しましょう。
書いてきたことは全て、思い込みの枠を外して新しい考え方を身につけるということについてでした。
明日から始まる夏期講習。これを生徒たちに、特に中3生たちに体験して欲しいなと思ってます。
生れてはじめての受験。そして受験勉強。経験したことの無い量と時間を勉強してもらう予定です。
夏の勉強についてそんな未知の世界に不安そうな苦痛そうな表情を浮かべる中3生もいましたが、新しい体験で生徒たちの思い込みの枠を外していけたら良いなと。
「頑張るって良いな」「わかるって楽しいかも」「進化していく自分は愉快かも」「目標目指して努力するっていいな」
なかなか自分一人でこう思えるまで勉強を追い込むのは難しいけど、応援する人がいる環境なら可能です。
こんな気持ちを夏の終わりに持てるように、今までの思い込みの枠が外せるように、一緒に良い夏にできたらと思っています。
うちの中3生のみなさん、学校の宿題の進度はどうですか?多くの生徒はあまり進んでないんじゃない?やらなきゃなんてモヤモヤ思いながら数日過ごしてくれたかな。
家でやれなかった子たち、是非明日から塾で進めてね。誘惑を絶って進めていこう。7月末完成は絶対だからね!(´▽`)
明日から始まる夏期講習が良いものになるよう、ドラマと思い出話とスタプラを交えて書いてみました。
明日からガンバリマス!
今日はこのへんで。
それでは。
犬童先生の文無しインド旅行レポは昔ミクシに書いてくれていたかな。また機会あったらリライトしてブログで紹介してください♪リクエストしておきます(´▽`)
写真は悪名高きニューデリー駅では無く、世界遺産チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅!カッコいい!
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國立拓治
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