心の中で思う志望校のレベルがこれから出せる力の上限を決める!

久々に届いたマシュマロ(匿名メッセージサービス)にお答えを。こちら↓

なるほどなるほど。もはやアルアルですね。

自分の能力を踏まえて、優位を保てるようにそこそこのレベルの高校にしておきたいというディフェンシブな考えですね。

本人の気持ちもわかりますし、お母様の気持ちもよくわかります。これら踏まえて、私だったらこんな風に話すかなぁと書いて見ますね。

基礎知識として、明和・向陽は名古屋市内TOP校の中でも上位で、合格者平均偏差値は67ほどです。菊里は65前後で、名東や天白はもう少し下です。

こんな感じかな?↓↓↓

塾の先生に提案もらったように、上を目指してみるのが良いと思うよ。

たかだか15年ぐらい自分自身と付き合った経験値1ぐらいで、高校受験を目指す中学生を凄い人数見て来た塾の先生の提案を却下してしまうのはもったいないと思うんだよね。

「まだまだ伸びる余地があるんじゃないか。目標を高く掲げた方がより力が伸びるのではないか。最上位校を目指してみたらいいんじゃないか」

と、プロが声をかけてくれているわけです。

自分の能力や成績が今の現状が固定で伸びない前提で話してるよね?人間の能力の伸びを舐めない方が良い。

まだまだ発展途上。中3の今の学力が自分の能力の上限なわけがない。

たとえば、「これぐらいの学力だからこれぐらいの高校でいいかな」なんて気持ちで高校を選んで、いざその高校の合格可能性が模試95%とか早々と叩き出したとする。

絶対にそこで油断をして、さらに上を目指して勉強する力が緩んでしまう。まだまだ上に伸びる余地があっても。これは子どもに限らず人間全般のアルアルだよね。

菊里に思い入れが無いならば、さらに上を目指してみればいい。夏に見学会とか学校祭とか他の高校も回ってくると良い。

最上位校も選べる学力を目指すべく、仮の目標「明和」にして全力で勉強したらいいじゃない?

もしも明和も届く学力が身について、それでもやっぱり菊里がよいと冬に思えたら菊里を受験したらいいじゃない?明和を選んでもいいじゃない?

もしも明和も届く学力が身につかなかったとしても、そのときには万全の体制で菊里の合格を手にする学力がついているんじゃないかな。明和を目指してやってきたから。

受験校は冬に決めたら良い。それまではいろいろ見たりしながらじっくり志望校を選んだらいい。塾の先生の勧めもあったわけだし、最上位校を目指して勉強を重ねればいいじゃない?

心の中で思い描く志望校の違いが、あなたがここから出せる力の上限を決めることがあると思ってるよ。

自分の能力を制限してしまうような志望校の選び方はちょっともったいないと思うし、何よりつまらないと思うよ。

・・・

・・

ですね。

まとめると、「プロが目指そうって勧めてくれたし、冬まで全力尽くして最上位校目指してみて、冬になったときの実力と自分の気持ちを踏まえて、冬に受験校を決定したら?」

っていうアドバイスです。

夏前に偏差値66で最上位校を目指すのはもちろんアリだと思いますし、よほど極端ではなければ、アリとかナシとか無いです。

よかったらこの投稿見せてあげてください。お母様が同じことを言っても利害関係もあるので娘が聞かないかもしれませんし(笑)

「お母さん、最上位校に受かったら近所に自慢したいだけじゃないの?」なんて(笑)いや、冗談ですが。

大学受験は落ちて当たり前というなかで第5希望とか第10希望とか、どんどん捨て身でアタックをしていくのに、高校受験は第一志望に落ちたら立ち直れないぐらいの違いがありますよね。なんでしょうね。

愛知は公立を2校受験出来ますし、私立も含めると最大5校の受験が可能です。挑戦しやすい都道府県です。

どうか前のめりに、全力で、楽しんで、高校受験に取り組んでもらえるといいです。

参考にしてください。

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。