当塾での普段の指導がなぜ予習授業なのか?
これについてお伝えをしようかと、ピクトグラムで図解してみました。
タイトルの答えとなるように作ったのですが、伝わりますでしょうか。
補足しますね。
学校の授業を活かすため!
いくつか理由はあるのですが、大きな理由としては、「学校の授業を活かすため!」ですね。
学校の授業は公教育なので、先生たちの学習指導のレベルがまちまちです。指導免許を持っていて採用試験を通れば誰もが教壇に立ちます。
忙しすぎる仕事量が問題となっていて学校の先生は慢性的に不足してます。すると学習指導の質に関してガタガタ言ってる場合では今はありません。
指導レベルSSS級の凄腕先生から指導レベルC級の先生まで、どんな先生に指導を受けるかはガチャのようなものです。(先生方に失礼な表現続きますが、正確に伝えるべく書いてます!)
仮に指導レベルB級の先生に数学を担当してもらったとします。勉強が得意ではない生徒にとっては学校の授業だけでは理解しづらい展開となっていきます。
「わからん→つまらん→授業聞かない→わからん→つまらん」という負のスパイラルに入っていきます。
その生徒のやる気レベルがB級に、理解力もB級だったところにこの展開です。次第に生徒のやる気レベルもC級に下がることでしょう。
さあ、ここで塾の登場です。仮に塾での個別指導は指導レベルS級とさせてください。その子の理解に合わせてその子に向けてだけ指導をする形ですから。
もしも復習授業を塾で実施していくとですよ。塾で理解が出来たとしても、最初に学んだ学校の授業が死んでしまっているのです。
「指導レベルB、生徒やる気C、理解力B」という状況で受講する1回目の授業。生徒だって1回目の学校の授業で理解することをハナからあきらめているかもしれません。
「んーわからんけど、塾でやるからいいか!」なんて、友達と遊んでしまっても無理はありません。
結局、塾の指導だけが理解をする場となるのです。
これを塾で予習授業を行うことにすると、全てがうまく回り出します。
塾での指導はS級と設定してますからね。もちろん当塾ではやる気薄く友達と喋ってしまって勉強していないなんて状況はありません。(そんなダメ塾も世にはあるようですがw)
「指導レベルS、生徒やる気A、理解力A」という状況で最初のインプットの授業を終えることが出来るのです。
(前向きな取り組みによって理解力がAに上がったことにしておきましょう(^^))
ここからです。生徒は予習をしたことによって、学校の授業を受ける前に理解が高まっています。いざ学校の授業でその単元を行う時は、いろいろとゆとりがある状況です。
「あ、塾でやったから凄いわかるぞ」→「わかるから楽しいじゃねーか」→「ちょっと授業をちゃんと聞いてみようじゃないか」
と、正のスパイラルが稼働し始めます。
本来最初のインプットとして受講する学校での授業が、貴重なアウトプットの機会になるのです。
生徒のやる気が高まり、理解度も高まっての状態で、じっくり時間をとっての学校の授業。
先ほどオールBだった学校授業が「指導レベルB、生徒やる気A、理解力A」と変わるのです。
「学校BCB」→「塾SAA」
「塾SAA」→「学校BAA」
どちらがより良いか。伺うまでもないですよね。当塾が予習授業に取り組む理由の1つはこれですね。
図、伝わりますか?赤いのが塾での個別指導です。熱いということで赤です(^^)
青いのが塾より先の学校での指導です。聞いてなかったり寒い状況ということで水色です((+_+))
オレンジっぽいのが塾の指導の後の学校での指導。生徒がやる気を出して少し温まっているのを表現!
学校での授業は私たち塾がコントロール出来ないところですから、学校の授業での理解に頼らず指導をしています。
が、塾で予習をすることで学校の授業が活きるといいなと、予習授業をしています。
とはいえ、「塾でやったからまぁいいか」などと、やはり学校の授業を聞かないタワケ者もまれにいるので、一筋縄ではいきませんけどね( ゚Д゚)
当塾が予習授業を行う理由についてお送りしました。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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