岩倉校は教室が2部屋あります。
入口入って手前の指導する部屋と、奥の自習専用の部屋です。
移転してくるまでは私の目が届かない場所ができることを不安に思っていましたが、今は奥の自習室は監視の目が無くても落ち着いた自習室の空気が保たれています。
落ち着いた空間が保たれるようになったのはここ3年ぐらいの話です。それまでは気を抜くと静寂が破られたりしましたね。
さて、ではなぜ今は落ち着いた自習室となったのでしょうか。考えてみるとその理由は2点ありました(こればっかw)
●勉強への意識が低い子が減ってきて、勉強したい子しか自習室に寄り付かなくなったから。
ガチの勝負である大学入試目前の高3生とかが自習室に常駐するようになったのは大きいです。
単純に勉強への意識が高い子の割合が高まったので、勉強への意識が低い子にとって居心地が悪くなったんですよね。
適度な雑音が欲しかったり、質問がしたい生徒は手前の授業の部屋の空いてる席を使いますね。
●定期的に自習室を見に行ってチェックしているから
これも効いてると思います。チェックの仕方が上手になってきたのかもしれませんね。
私の自習室の風紀を守るためにしているパトロールについて書いてみます。
基本的に手前の部屋で80分の授業が開始されたら奥の自習室を一目見に行きます。心配な状態のときは途中で再度見に行きますね。
まず仲の良い友達同士が隣り合って座っているのは見つけ次第引き離します。繰り返す子は自習室使用禁止です。塾の外で大いに仲良くやっとくれと。
あとは睡魔にやられている生徒も机を揺らして起こします。地震が起きた時のようにグラグラと小刻みに起きるまで揺らします(笑)
不快でしょうね、ドキッとするでしょうね。そうでもして自習室で寝るのはOUTと学んでもらいます。
あとは他事していたり集中が切れてる子を検挙します(笑)
パッと自習室の入口に立った時に私と目が合う子はその時点で赤に近い黄色信号です。その後、急に動き出す子はほぼほぼ他事をしていますね。
急にシャーペンを手にしたり、急にノートのページを変えたり、急にノートの位置をずらしたり、急にカバンに手を伸ばしたり。
2度行って2度その素振りがあると話しかけにいきます。「勉強しないなら帰りなよ」
集中が切れているような素振りの子は1回目に見に行ったときにテキストの開いているページとノートの記述部分を覚えておきます。
集中が切れているような素振りとは、先ほど書いた私を見たら急に動き出したり、焦点合わない感じで3メートル先の床を見ていたり、テキストを読んでる風に手に持って眺めていたり、手遊びをしていたりですね。
30分とかして再度自習室を見に行くと・・・見た目は一生懸命やってる風のその生徒の手元には先ほどから1ミリも進んでいないノートとテキストが!!
そんな生徒にも話しかけます。「さっき見た時から1ミリも動いてないよ。集中切れたなら帰りなよ」とか、
「50分前に見に来たときから君が進めたのはノート5行だけ。1行10分ね。やらないなら帰りな」とか。
(どうか自習してって下さい)だなんて頼んでないよ。塾で自習したかったら体調と気力整えておいでね。・・ってなものですね。
こんな感じで地道に自習室のチェックをしています。芝生に生える雑草を抜くがごとく、緩んだ空気を整えるべく、こまめにこまめにです。
このチェックを怠って放置しておくとおそらく2週間もあれば酷い自習室にすぐなるでしょうね。
こそこそ友人としゃべたり、手元でスマホをいじってみたり、友達に手紙を書いてみたり・・
「それ家で勉強するのといっしょですやん!むしろ友達がいる分だけ家よりもひどいですやん!」
「そんな環境なら塾に来ないほうが成績あがりますやん!」って自習室です(苦笑)
基本的に人間と水は低い方低い方に流れる性質がありますからね。モチベーションが高い子ばかりではない中学生ならなおさらです。
「試しに放置したらどれだけ酷い自習室になるかやってみよう!」というわけにもいかないので緩んでいく空気と意識のスピードは確かめることはできませんが、間違いないでしょう。
時間割いて送迎までしてもらってわざわざ塾で自習するわけですから、集中してやれてよかったという環境を塾として用意したいですね。
良い空気の自習室を保つべく、自習室ポリスとして引き続きパトロールを続けていきたいと思います。
(追伸)
本日、授業中にトイレでスマホをいじってる自習生を検挙しました!
不自然に長くトイレに入ってる生徒には聞いてみることがあります。「スマホ持ってる?」と。
今日の容疑者は「持ってないよ~。前も●●くんのことそうやって疑ってたよね~」と爽やかな返事を。
勘違いかとホッとしましたが、一応最後のひと押しをしてみると・・「で、スマホはどこにしまってあるの?見せてみ?」「・・・・」
緊急逮捕しました(笑)
今日はこのへんで。
それでは。
それにしてもカッピーのフェイスブックポリスは面白い。
國立拓治
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