圧倒的な語彙力不足に立ち向かう!その②

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昨日の続きです。言葉を知らなさすぎて、社会の教科書読めない問題をなんとかしたいなという話題でした。

前回はこちら↓

圧倒的な語彙力不足に立ち向かう!その①
国語が苦手な生徒は社会も苦手なことが多いです。理由は簡単。社会は他教科と比較して、教科書の記述内容から情報を得る必要が一番あるから...

昨日紹介した生徒の教科書の読めなさ具合はこの状況(わからない言葉が緑のマーカー)

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その生徒の読む教科書のリアリティーを出すべく、わからない語句を塗りつぶしたものがこちら。

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ここまで歯抜けになってしまうと読めないですね。そりゃ嫌いにもなるわ。逆にこれでよく頑張ってるわ。

さて、この状況をなんとかしていきましょう。なんとか語彙力不足を快方に向かわせながら、社会の内容を理解してもらいます。

今回のミッションの大事なポイントは『やる気』と『社会に使える勉強時間』には限りがあるということ。

「わからない言葉を全部辞書で調べる」なんていう正しすぎる解決策など中学生は聞きたくありません。

「それいつやるの?どれだけやらなきゃいかんの?他の教科の勉強捨てるの?」なんて全力で反論してくるでしょう。

本人が蒔いた種ではありますが、「元はと言えばお前が悪いんやんけ!」を禁句として、なんとか現実味のある作戦を。

なるべくお金がかからなくて、人の力も借りない作戦を。

どうしたものかと私が考えた作戦がこちらです。

学校ワークの左ページ「教科書で確認」部分で不明な語句を調べてから教科書を読む!

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伝わりますでしょうか?学校で配付される社会のワークはだいたい見開き左側がその単元の教科書のまとめです。

この左側のページに書かれている問題文(教科書のまとめ)で意味が取れない語句に印をつけて、調べるのです。

教科書内容を大事なところを厳選をしてまとめてあるわけですから、ここで出てきた不明な語句を抑えておけば、グッと教科書本文も読みやすくなりますし、大筋を掴むことができるのです!(できる予定なのです!)

具体的に見てみましょう。最初に貼った教科書の216ページ、文字数を数えたら500字程度でした。

それに対して、ワークに掲載してある216ページのまとめは100字弱!文章の枝葉を切り落とし、本当に大事な幹だけを残したら100字弱になったわけです。

文字数は実に5分の1に!実に80%オフ!

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ここでそのページの最重要ポイントを周辺の語句とともに確認です。最初に示した緑マーカー引かれた語句を隠したらこんな感じになりました。

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調べる語句は「恐慌」「二大政党」「慣例」「不況」の4つの語句になりました。少なくなりましたよね。

この4つの語句を「辞書」「ネット」「周りの大人」を使って調べます。頼れるうちは保護者とかに聞いてもいいかなと私は個人的に思ってます。

保護者は無償で時間を割いて力になってくれる唯一の人たちですから。

この下ごしらえをしたうえで、教科書を開きます。すると、わからない語句の分布はこんな感じに変わります。黒塗りで比較してみましょう。

ここから・・・

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こうです!

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太字の前後がスッキリとしましたよね。(太字はここで覚えるので外しました(^_^;)スコシズルイ)

太字である最重要語句とその語句を説明する前後の語句が調べられてあるので、内容の理解度が上がる予定です。これでやってみたいです。

もちろん、欲を言えば残っている語句も調べさせたいです。「外交」「暴落」とか知らないのマズくない?なんて私も思います。

しかしここをグッと我慢。「やる気」と「時間」は有限です。教科書の大事な部分を理解できるようになったという進歩にピントを合わせていきましょう。

他教科にも勉強時間を割けるように、あまりここに大きな時間を使わぬようにしましょう(ただでさえ社会は時間を割きがちw)

以上です。これが私が考えた作戦です。

再度まとめて書いてみると、語彙力不足で半ページに10以上わからない語句があって教科書が読めないような生徒は、

社会の教材の「要点まとめ」のページを使って語句調べをする。その後に教科書を一通り読む。それから教材の問題を解く。

という勉強法をオススメします。

多くの中学校で教科書準拠のワークを配付してくれますよね。使うのはこれが一番いいと思います。

理由は、誰もが持っていること、教科書準拠なので調べた語句が教科書を読む時に必ず活きることです。

もしも教科書半ページでわからない語句が5つ以下で収まるならば、教科書ベースで意味調べをして語句を確認して、教科書を読み、それから教材の問題を解くといいですね。

また、もしも学校のワークが配付されない中学ならば、要点まとめがついた教材を手に入れてください。

塾に通っていれば、オススメしてもらった塾用教材を買わせてもらうといいですね。

語彙本を夏休みを利用して取り組んで!

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テスト時に語彙を補いながら社会の勉強をする方法について書いてみましたが、語彙力不足を感じたら、夏休みとか大きな時間を使って語彙本に取り組んでほしいですね。

活字にふれないならば人工的に取り組むべし!足りない栄養素を補うサプリメントのように!

こちらは当塾で小学生に使用してもらっているふくしま式。小学生版と侮るなかれ。なかなか骨があります。語彙の無い子はこの教材から。遠回りに見えて近道かと。

ふくしま式「本当の語彙力」が身につく問題集[小学生版]
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こちらは鎌倉の超人気進学塾すばる進学セミナーで採用されている語彙本。中本先生のSNSで画像に映り込みしてました(^^)ゴチソウサマデス。語彙がある子が更に高めるべく使う感じでしょうか。

中学 国語力を高める語彙1560 (自由自在Pocket)
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テストに直接的にすぐ出たりしない知識ではありますが、語彙が足りない子は是非。夏休みに!

(これは保護者のサポートが無いと続かないです)

語彙不足はどこかでツケを自分で払う必要がある!

わかりやすい解説動画だったり、テストに出るところしか掲載してない教材だったり、保護者の全力フォローで内容を噛み砕いてもらったり・・・

定期テストの点数を取るためであれば、手段はいろいろあるんですけどね。しかしこれらは語彙不足の解決にはあまり役立ちません。

いずれどこかで語彙が少ないことで不便を感じる日がやってきてしまいます。いずれどこかで自分自身で語彙を増やす日がやってきます。

語彙不足は「語句を調べて覚える」というシンプルな行為以外に解決策はありません。

忙しい中学生ですが、ググるなんて技はここ最近になって与えられた語彙を増やす便利な手段です。

是非ググることも利用しながら「語句を調べて覚える」という作業を日常にしてください。

長々と書き散らかしましたが、今日書きたいことはこれぐらいです。

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市・北名古屋市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを毎日更新。2018年3月に月間50万PVを達成。学習塾ブログでPV数推測日本一に。休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。インドとビールと椅子も好き。詳しいプロフィールはこちら。
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