「息抜きの1日30分のゲーム」は定期テスト前日は我慢すべき?

拙著を購入いただいた中学生を持つご家庭に、感謝イベントとして学習相談面談を実施することにしました。

その告知を先月中旬に行いましたね。

OFFです。余談を。ちょうど1か月前に3冊目の拙著「くにたて式高校入試勉強法」が発売されました。おかげさまでまずまず好評な様子です...

その面談が本日ありました。愛知県内に住む中2の子のご家庭とのZOOM面談でした。お母様と本人と私の3者面談です。

・志望校を目指すためにどんなことを取り組んでいけばいいか?

・学校の授業をどのように受けるか?

・定期テスト前の勉強の取り組み方は?

・通知表を上げる教科をどの教科にしていくか?

・国語の力を高めるには?

・模試をいつから受けていくのか?

・通信教材はどのタイミングで取り組むべきか?

いろいろな相談をさせてもらいました。ご縁あって相談が出来たので、何かしらお力になれて結果が出ると良いです。

面談が終わるころ、お母さまから「最後もう一点いいですか?」と質問を受けました。

質問はこんな内容でした↓

ゲームを1日30分までとルールを決めて毎日やっていますが、定期テスト前日でも欠かさずゲームをやっています。

本人は「モチベーション維持のためにもやりたい」と言います。

他のご家庭では高校入試に向けて夏休みの旅行を無くしたり、いろいろと余暇に制限をかけることもあるようで、このゲームに関して家族としてどうしてあげていいかわかりません。

このままで良いものか?制限をかけてあげるべきか?どうでしょうか?

むむむ。なるほど。

良い質問ですね。

30分というのが絶妙です。「30分ぐらい息抜きがあってよかろう!」とも思えますし、「定期テスト前日はその時間も勉強に充てた方が良くない?」とも思えます。

私はこんな風に答えました。

「目指す成績がとれているときは、そのまま毎日30分ゲーム有りで良いと思います」

「幸い明確な志望校ありますし、そのために必要な成績や偏差値もお伝えしました。そのうえでそこを目指すために充分な成績が取れているならば、自由にしていいと思います」

「本人が『ゲームをやっていたから最後まで頑張れたんだ!』なんてセリフを言っても説得力があります。結果を残してしまっていますから(´▽`)」

「ただし、目指す成績がとれていないときは、制限をかける約束を最初にしておくと良いと思います。たとえば『学年順位〇番以内に入れなかったらテスト〇日前から封印する』とか」

「モチベーションの維持なんて言うけど、さすがに入試の前日はゲームしないでしょ?…であれば、やっぱりやらない方が『勉強』にはより良いということだよね。制限をかける約束をしておいた方がいいでしょう」

「目指す成績に届いていないなら、ゲームに充てていたその30分も惜しんで勉強してください」

こんな感じでお伝えしました。

小学生であれば一方的にルールを決めて封印を決めても良いと思うのですが、もう中学生なのでなるべく本人の意思を尊重しながら、目標を目指す手助けとなるようなルールを相談して決めたいですね。

「せっかくだから今ここで決めようよ」

そう私が提案すると、「それは良い案だ!」といった明るい表情でお母様が本人を見ました。本人はマズイことになったなといった感じだったかもしれません(´▽`)

「学年順位10位以内に入れなかったらテスト4日前から封印する」

無事にルール制定が出来ました。あとはここから結果を見ながらこの内容の調整が出来ると良いですね。

同じ場面がある中学生ご家庭は参考にしてください。保護者一人対本人となると分が悪いので、家族3人以上で話し合うと良いと思います。

参考にしてください。

学習相談面談でいただいた質問のご紹介でお送りしました。

今日はこのへんで。

それでは。

本日面談をしたご家庭から届いた拙著との写真です。本当は親子3人で撮影されたいい写真なのですが、手元だけで(´▽`)

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。