うちの塾は個別指導という形態で学習指導をしています。
学年1位をとるような子から本当に勉強が苦手な子まで、幅広く塾に来てくれています。
勉強に対するモチベーションも、持っている力も本当に様々な子が来てくれていて。
すると、塾として来てくれている生徒全体へ向けて伝えることと言うのは、生徒全体に共通する大切なことに対してにおのずとなっていきます。
たとえば
「学校の問題集を全部正解になるまでやり尽せ」とか「学習計画を立てて日々ブレなく取り組め」なんていう指示は、成績上位の子の心に届いても、成績下位の子の心には届きません。
また、
「学校の授業を寝ずに聞くんだ。そのために12時までに寝ろ」とか「部活のように毎日必ず自宅学習をしよう」なんていう指示は、成績下位の子に成果はあっても、成績上位の子には最初から出来ている当たり前です。
どちらもその言葉が必要な生徒に伝えながらも、これは生徒たち全体に向けての指示にはならないなと。
来てくれている生徒全体に当てはまってとても大事な事。こんなことを強く伝えていきたいなって思うんですよね。
ではどんな内容がそれに当てはまるんだろうと考えてみると、私はこんな内容じゃないかと思っています。
前々から好きな言葉で、「はじめの一歩」という漫画の1シーンのセリフなんですけどね。このブログでも何度か紹介してます。
そのセリフがこちら。
「努力した者が全て報われるとは限らん。 しかし! 成功した者は皆 すべからく努力しておる」
これです。これこれ。この鴨川会長のセリフ好きなんです。私の様々な考えの根っこにこのセリフはあります。
「努力した人全員が報われるとは限らない」という現実をしっかりと伝えた後で、
「でも成功した人は全員が必ず努力をしてるよ」という事実を伝える感じ。
だから努力していこうよというメッセージですよね。
私はこのセリフの後にこんな言葉を加えたいです。
努力を重ねることまでは才能関係なく全員ができる。
いい結果を目指して努力を重ねること。自分のベストを目指していい準備をすること。
これって才能要らないなって。誰でも全員できるなって。
必ず結果に繋がるとは断言出来ないけど、結果に繋げるにはいい準備をするしかなくて、そのいい準備は万人に出来て。
学力に関わらずすべての生徒に当てはまる身につけてほしい姿勢だなと思うのです。
ここを生徒皆に伝えたいなぁ~と思って、最近お気に入りのピクトグラムで表現してみました。
こんな感じでしょうか(^^)
昨日は早速この下の紙を貼って生徒たちに伝えました。
「テスト前には皆に『良い準備』をしてほしいんだ。ベスト尽くして頑張ったのに上手く結果が出なかったって時もあるけど、良い結果が出る時というのは『良い準備』をした時だけなんだよね」
「でね、この良いテスト結果につながる1つ前の『良い準備』の部分までは、ここにいる全員が実行することができるんだよね。勉強の才能とか関係ないの」
「自分のベストを尽くして良い準備をしよう。そして自分のベストの結果を目指そう。そのための具体的な1歩が11日のワーク点検に向けてワークを進めることね~」
どうかなぁ。伝わるかなぁ。
サッカー日本代表とかがよく使うんですよね。「良い準備」って。
彼らは「良い準備」で試合に挑んでも、相手の調子だったり、チームメイトの調子だったり、天候だったり、スタジアムの雰囲気だったり、監督の指示だったり、自分の調子以外で試合の勝敗を分けるものが沢山絡んでいます。
でもチームの勝利を目指すなら、選手自身に出来るのは自分の「良い準備」だけです。
振り返って勉強について。サッカーの勝敗に比べてダンゼン良い準備が良い成績に繋がりやすいです。
良い準備を、自分のベストの準備を、いつも心がけて勉強に取り組んでほしい。
通ってくれている全ての生徒に伝えたいです。
せっかく作ったんでしばらくPDF貼っておきますね。よかったらプリントアウトして子供に言い聞かせてあげてください(^^)
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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