今週月曜の自習室で感じました。
「あ、定期テストって初日を終えるとほんの少しだけ生徒たちの緊張感が下がるな」
文字にすれば当たり前に感じるかもしれませんが、これを自習室の空気感で感じました。
中間テストは2日間あります。新年度最初の定期テストなので、新しく入塾してきた生徒たちも含めて皆が緊張感を持ってテスト勉強に取り組んでいましたが・・・
初日を終えた月曜日、自習室の空気感がなんだかほんの少し緩いのです。
監視カメラがもしもあったならば、映像的には前日と変わらぬ絵となりますが、なんといいますか、一人一人から立ち上る気が弱まっている感じです。
緊張感の弱まりを具体的に書いてみると、一人の子は自習終了間際に緊張を切らして教材の端に絵を描いていました。
書く手が止まり遠くをボーっと見てる子がいたり。確信犯的な時間凌ぎで教科書を読み始める子がいたり。
一部の子の行為ですし、目に余って仕方がないというものでもないですが、定期テスト初日前日にはこんなに見ることは出来なかったなと。
分かりやすい例でいうと、たとえば週末またぎの定期テスト。
日程が「金曜」「月曜」「火曜」だったりしたとき、日々自習に来ていた生徒であっても、初日の金曜を終えたその日の夜は自習に来ないことがあります。
「まぁ、土日もあるし、金曜はいいでしょ」
ってなものですよね。こういうわかりやすく油断する生徒がいるわけです。こんな生徒がテスト初日を終えると緊張感を切らせてしまうんです。
こういう生徒たちの気の緩みを整えていくのが、実際に授業に入らず塾全体を見ている私の仕事です。
「さて、どうやって伝えるかな。短距離走はゴールが5メートル先にあると思って走れって言ったりするよな。例えばこんな例かな」
「いつも定期テスト初日前日の気持ちで…かな?定期テストが1日余分にあると思ってやろう…かな?」
どう伝えるかを考えて、次のテストのときにこのことについて生徒たちに話してみます。
確かに、定期テストで3教科も真剣にテストを受けてきて、生徒たちは心身ともに疲労しているのかもしれませんが、もうひと踏ん張り。
栄養をしっかり補給したり、仮眠を20分までで取ったりしながら、なんとか最終日まで頑張り抜いてほしいものです。
中学生の皆さん、保護者の皆さん、そんなわけで、定期テスト初日を終えた日や最終日前日はこんな「かすかな気の緩み」にご注意です。
親子でそのことを意識しながらテスト最終日まで気を張って、いい準備でテストに向かってくださいね。
ショートですが、今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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