生まれて初めて鎌倉の地に降り立ちました。神奈川でも南の方の海沿いにある鎌倉は通りがかる街では無くて。
この街に最初に来るときは観光ではなく、すばる進学セミナーの中本先生に会いに来るときだろうとは思っていましたが、やはりその通りでした。
先日たまたまメールで中本先生と会話をしたこともあり、東京での仕事が入ったこともあり、「一緒にランチに行きませんか?」とお誘いしたのがきっかけです。
中本先生とはコロナ前にお会いして以来なんで実に3年ぶりです。
高校説明会帰りの中本先生と鎌倉駅で待ち合わせして、ランチ前に少し教室を見せていただくことに。
愛知の方はご存じ無いと思いますが、すばる進学セミナーって凄い塾なんです。
神奈川って高校受験も中学受験も大手塾がとても強くて、しっかりと合格実績を出す個人塾がほぼ無いそうなのです。
高校受験は数少なく、中学受験に至っては本当に少なくなってきてしまったなんておっしゃってました。
そんな中、すばる進学セミナーは鎌倉で開校して37年目となる地元に愛される小中学生対象の塾で、中学受験でも高校受験でもしっかり結果を出されている塾です。
だからといって、偏差値の高い学校から順に並べて合格実績を誇るような塾では無くて、合格実績は五十音順での掲載。
この実績掲載順は誠実だしカッコいいなと、実はうちの塾もこのすばるの取り組みを真似させてもらっています。
ここは7名もの専任講師が指導をする塾なのですが、パンフレットには各講師からのコメントが掲載されていました。
これって、実は塾ではそうそう出来ないことで。
塾の先生って入れ替わりが激しかったりするからですね。講師の入れ替えが無いことを前提に作られたパンフレットなわけです。
地元に、生徒に、講師に、関わる皆がこの塾のことが好きで、体制が変わらないことに確信が持てるのだということかと。
今そこで働く講師のみなさんが変わらずすばるで指導をしてくれることを前提として作られているのは、地味に凄いことなのです。
教室はシンプルな作りでした。それが逆に凄みを感じさせます。ここに関わる人たちがこの場に息吹を与えるのでしょう。
創業塾長からバトンを受け取り、現在塾長を継いでいる中本先生。
創業塾長とは血縁があるわけでも何でもなく、きっかけは学生時代にバイトをしていたという縁からのよう。
きっと、中本先生もすばるの魅力に取りつかれた一人なんでしょうね。
久々の教室見学、嬉しかったです。中本先生ありがとうございました。
さて、連れていっていただいたカレー屋さん「極楽カリー」がまた爆破的に美味くて。
ほろほろと繊維にそって崩れて形を成さないチキンがこれでもかと入ったチキンカレーでした。
後から知ったのですが、もやサマとかアド街とか来てたり、他の番組で松岡茉優が絶賛していたりですごいお店みたい。店のHPで販売している冷凍カレー買おうかな。
教室見学のうえに、美味いカレー屋にまで連れて行ってもらえたり、鎌倉デビュー戦は良いものとなりました。
先生は我が子の国語力をどうやって育んでいるのか?
さてさて、ようやくタイトルの内容に。
中本先生は国語の先生です。数年前に塾の一部門として国語塾を開校もされています。
そんな中本先生に国語のことを聞いてみたかったんです。
「自分自身、子供の頃からどんな取り組みで国語力を伸ばしてきたのか」
そして、
「お子さんの国語力を伸ばすためにどんな取り組みをされているのか」
についてです。
国語の先生のご自身の体験とか、我が子への指導とか、説得力が段違いだなと。
チキンカレーを食べながら中本先生に聞きました。色々と伺ってきたのですが、今日は1点だけご紹介させてください。
書店では「本人が買いたい本」と「親が読ませたい本」の2冊買い!
書店に行くと好きな本を1冊買っても良いとお子さんに伝えるそうです。ジャンルとしては活字のものとか学習系のマンガなど。
(純粋なマンガは自分のおこづかいから買うように指示をされているそうです)
本人が読みたいものを読むというのはとても大事なようで、以前「一流の育て方」という本でも同じことが書いてあったことを思い出します。
で、ここに親が読ませたい本を1冊添えて、2冊購入すると。
なるほどなるほど。
この2冊のセットがミソですよね。
「子どもが読みたい本を買って読ませる」というのはもちろん大事ですし理想ですが、ややもすればジャンルは偏ります。もし私が子供だったら学習マンガばっかり買ってしまいそうです。
そこに、親が視野を広げてもらうために選んだ本、単純にお話が面白くて好きな本なんかが沿えてあれば、ジャンルや内容の偏りが補正され、広がりが出ますよね。
なんというか、読書感想文コンクールの課題図書を示すような、食事の際に付け合わせの野菜を必ず食べるように家庭で指導をするような感じでしょうか。(合ってますかね?)
寺子屋本楽寺@石川県の根保先生は、子供の頃には5冊マンガを読んだら1冊は世界の名作シリーズを読むというルールが家庭にあったそうです。
これも同じ感じですよね。マンガはマンガでその素晴らしさを認めて、それを読むことを尊重しながらも、視野をひろげるべくキチっとした本も読むことをルールづけていらしたわけです。
「あれは最低な読書体験でした」なんて根保先生はおっしゃっていましたが、やっぱりなかなかいい作戦なのではないかと、私は今は感じていますね。
子どもの読書は「読ませたい本を読ませる」が一番大事なことのようです。
で、ここに加えて読書内容に偏りが出たりせぬようにとか、視野を広げてもらえたらとかいう親心で、親からの推薦図書が一緒に増えていくというのは素敵な読書環境だなと、今回お話を聞いて思いました。
今回ご紹介したのは本屋バージョンでしたが、図書館バージョンでも同じことが出来ますよね。
5冊まで借りられる図書館なら本人が好きな本を4冊、保護者が勧める本を1冊とかにして借りるといいかもしれませんよね。
小学生以下のお子さんがいらっしゃるご家庭はよかったら参考になさってください。
中本先生に教えてもらった内容のおすそ分けは今回ここまでに。
伺えた「家庭で育む国語の力」についての話は、また別の機会に別の形でお送り出来たらいいなぁ。
中本先生のブログはこちらです↓小学生向けの本の紹介とか充実のブログです!
今日は「塾の先生の家庭ではどのように国語力を育んでいるのか?」というのを主題にしつつ、教室見学とカレー紹介を添えてお送りしました。
今日はこのへんで。
それでは。
逆光になっちゃいましたが、後光のようにも!中本先生ありがとうございました!
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國立拓治
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