鬼舞辻無惨との戦いを終え平和な日常が訪れた炭次郎のもとに「炎柱・煉獄杏寿郎」のいとこにあたる「学柱・煉獄教寿郎」がやってきた。
このお話は炭次郎が教寿郎より「学(まなび)の呼吸」の伝授を受ける模様を伝えるものである。
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うまい!
うまい!
うまい!
うまい!
どうやら煉獄さんは昼食中のようす。一族揃って食事の感想は「うまい」一択なのであろう。
学の呼吸の指導を受けて1か月が経過した。学んできた壱ノ型から参ノ型までを実践しているところだ。
定期テストが近づいてきている。そろそろ肆(四)ノ型を指導してくれたらいいなと思っていたら、昼食を終えた教寿郎がやってきた。
「うまかった!食後は眠くなるものだ!布団があったら入りたい!!」
「炭次郎、唐突だが肆ノ型を教える。定期テスト近いからな。眠いので端的に伝えるぞ。その後魘夢関係なしに自ら寝る!」
渡りに船ではあるがそれにしてもマイペース。教寿郎の指導が始まった。
「学の呼吸の肆ノ型は『誤答復習全演習』である。いよいよ家庭での勉強の方法についてだ。」
「簡単に言えば問題演習は間違えた問題を復習したあとで再度全ての問題を演習せよということだ」
教寿郎は言葉を続ける。
「人間は物事を忘れるように出来ている。生まれてから食べてきた食事、街ですれ違った人たちの顔、全て忘れてしまっただろう?」
「必要のない記憶は消されるように出来ている。逆を言えば必要な物だけ覚えている」
「鬼滅隊入隊前に会った錆兎や真菰を今も覚えているだろう?繰り返し会って見ることで『必要な記憶』として君の脳が判断をしたということだ」
「自分の脳に何度も見せて、学ぶ内容も『必要な記憶』の認定を受けるようにすることを目指す。そのために繰り返し演習をするのだ」
「たとえばテスト範囲について、問題集で1度目の演習を終えたら間違えた問題の確認に取り組む。間違えたものだけだ」
「そしてここから全ての問題の演習に取り組む。今度は出来ていた部分も再度演習をする」
「出来ていた部分も再度演習をすることで『過剰学習』という取り組みになり、記憶が強固になるのだ。脳に刻み込むイメージだ」
出来ていなかった部分は正解になっていき、出来ていた部分は記憶が定着する。
数年後に高校の最終選抜を受けることを考えるとしっかり記憶に残す必要がある。よってこの肆ノ型が重要になるのだろう。
なるほどなるほどと頷く炭次郎に教寿郎は最後一言添えた。
「しばらくして忘れてしまっても困らない内容は秘奥義『誤答復習誤答演習』でいけ。この演習方法が忘れやすいがかかる時間が最短だ。副教科とか追い詰められたら迷わず使うといい!」
まっとうな大人が言いずらいことを爽やかに言い放つ。
秘奥義はなるべく使うことなく、肆ノ型を基本としていこう。
学の呼吸肆ノ型「誤答復習全演習」
「間違えた問題だけ復習して全問解きなおす」という取り組みが最短時間で長く記憶を留めることができる取り組み。
昨日ご紹介したものを再度紹介する形になりました。当ブログの過去記事もよかったら↓
具体的な復習の仕方については拙著に書いてます↓
定期テストが近づくという場面、クラスメイトの「あかざ」が炭次郎近づく。対決間近。
たぶん続く(´▽`)
今日はこのへんで。
それでは。
今日は澤木先生に書いてもらったやつです。もうストック切れました。誰か「煉獄アイ」下さい(^^)
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國立拓治
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