通知表の上げ方【其ノ壱】

「通知表がオール3から全く動かない!」

ハヅキルーペCMの渡辺謙ぐらいキレてる中学生がいます。

「どうなってるんだ。中2の3学期までまるで動かないんだ。そんなことあるか?」

そんな中学生に通知表の動かし方をレクチャーしましょう。もちろん上に動かします。

闇雲に取り組む前に、まずは通知表のキホンを知っておくことから。

通知表は評価によって上げやすさが変わる!

名称未設さ定-1

通知表は評価によって人数がある程度決まっています。

厳密ではないですが目安としてクラス40名とすると「3」は20名、「4」と「2」は10名ずつ、「5」と「1」は5名ずつです。

評価の上げやすさは図の通り。下から順に上げにくくなっていきます。

5段階より詳しく自分の評価の位置を知る!

通知表の上げ方2

先述した通り評定の「3」はクラス半分がとっていて、同じ3でも「4に近い3」なのか「2に近い3」なのかで学力も大違いです。

評定の印の付き具合を見て、4に近いのか2に近いのかを見ます。

◎と〇が半々でとれていれば3と4の境目まで来てます。逆に空欄が1つあるときは2と3の境目です。

4に上げていくためにはもちろん4に近い3を取っている教科により時間を割いて取り組むことが近道です。

他教科を2に下げずに狙った教科を4に上げる!

名称未設ああ定-1

くりかえしますが評定の「3」は幅広いです。平均点-15点ぐらいまでで収めることが出来たならば、「3」で留めることが高い確率で可能です。

たとえば「4」に上げたい教科の勉強時間を4時間増やし、その他の教科を各1時間減らします。

この作戦で理科が平均+20点を超えてくることが出来たならば、その他の教科を-15点までで収めることが出来たならば、勉強時間そのままで他教科を下げずに理科の「4」を達成です。

これで合計点は下げてますが、内申はUPです。学年順位は下がるでしょうが、入試に必要なのは内申です。学年順位は入試に関わりません。

以上、「俺は万年オール3じゃねぇか」と騒ぐ中学生に贈る内申UPレクチャーでした。

わかってるんですよ。こんなことは小手先のことだということは。

「ガタガタ言ってねぇで勉強時間の総量を増やせばいいんだよ。甘えんな!」

なんて言いたくなる気持ちもわかってるんです。

オール3でいる生徒の大半は勉強時間に余力がありますから。

それでも、「通知表ってどうなっているのか?」「動かすにはどうしていくといいのか?」ということを伝えておきたかったんですよね。

オール3の中学生だけでなく、「もう勉強時間を増やす余地は無いよ!」なんていう全力中学生たちにも参考にもなるはずです。

よかったら参考にしてください。

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は7万部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。