範囲があってないような「学年まとめ漢字テスト」で満点を取りたい!

匿名メッセージサービス「マシュマロ」に質問届いてます。書き出しがハッとします。本題は後半ですが。

こちら↓

まずは学年1位おめでとうございます!!

本人の頑張りと保護者のサポートの賜物です。

最初の定期テストを迎える前から3冊も拙著を手元に置いてくれている時点で、一生懸命さが伝わってきます。

本が何かしらお力になれる部分あったとしたら嬉しいです。

さて、本題です。

国語の漢字をしっかり書けるようにしたい!ということですよね。

範囲があってないような漢字問題や、書き取り以外の問題で漢字間違いをしないようにするには、どのように勉強していけばよいのでしょうか。

とありました。

で、書いていただいた状況を少し書くと、

範囲が定められた漢字テストは満点をとれるが、範囲があってないような学年末のまとめの漢字テストなどは満点じゃないことが多い。

とのこと。んー、なるほど。

まず、高いレベルでお話をしているのかなぁと感じました。学年末のまとめの漢字テストはそうそう満点とれるものではないと感じていますけどね。

覚えて単元ごとのテストを終えてから使う機会無く半年も経てば、記憶から抜け落ちてしまうのは自然かと。

そう言って「ごく普通のことですよ~。あまり気になさらなくてもいいですよ~」なんて声をかけてくれる先生もいるかもしれませんね。

まず一般的に感じる感覚としてこういった反応が考えられることをお伝えしておきます。

で、とはいえこの状況を改善していきたくてご連絡いただいていますからね。対策を考えていきましょう。3つ書いておきます。

日常的に漢検を受け続ける!

漢検が良いと思います。受験と合格が目標になりますし、漢字を常に勉強するいい機会となります。

漢字のへんやつくりなど、各漢字のなりたちから学ぶので、とても良いと思います。

自分の名前に使われている漢字を間違わないのは、シンプルに触れる回数が多いからですよね。であれば、人工的に漢字に触れる回数を増やしていきましょう。

漢検受験のために暗記アプリモノグサも利用出来ると良いです。おススメ。

暗記アプリモノグサにハマってます。特に漢字の暗記に関してはとても心強いアプリですね。 アプリをダウンロードをして覚えるべきものを...

引き続き積極的に漢字を利用して文章を書く練習をする!

今も漢字を積極的に使っているとのこと。素晴らしいですよね。引き続きその取り組みを続けられると良いですよね。

正しいか不安になった漢字をサッと調べて確認をするクセもここでつけておけるといいですね。

テストなどミス出来ない場面は消極的に漢字を使って文章を書く!

書き取り以外での漢字間違いを防ぐべく、ミスが許されない場面では、なるべく難しい漢字を使わない表現で文章を書くように心がけると良いかと。

ズルいといえばズルいですが、英作文の問題でも、なるべくカンタンな英単語でカンタンな文法を利用して想いを伝えるのがセオリーです。ドラゴン桜でもそんなシーンありましたよねw

漢字が合っているかどうか不安であれば、作る文章表現を変えてでも、簡単な漢字で文章を作ると良いですよね。

以上が考えた3点です。まずはここからと思います。

で、とてもデリケートではありますが、真剣に考えてらっしゃいますし、加えて書いておくことにします。

状況がわかりませんので、どうも苦手な具合が酷いと感じることがあれば、以下を検討してみてください。

読み書き障害の診断検査を検討する!

周りの人に相談をすれば、おそらく10人いれば9人は「ぜんぜん出来てるから良いじゃない。考え過ぎよ~」と笑い飛ばされてしまうかなぁと想像するんですよね。

とはいえ、「苦手」の一言で済ますには酷いと感じることあると思うんです。

そんな場合は是非正式に医療機関で読み書き障害の診断検査を受けてみてください。

もしも読み書き障害だということがわかれば、プロによって具体的に改善のための具体的な練習方法を指導いただけるのではと思います。

自治体の教育相談機関に相談をして医療機関を紹介してもらうこともできるようです。岩倉ですと、「岩倉市 読み書き障害」と検索をかけたらこのページがヒットします。

1. 教育相談2. 適応指導教室「おおくす」

また、直接診断してくれる医療機関を見つけてアポを取ることもできるんじゃないでしょうか。

スイマセン。経験したことではないので推測になっちゃいます。

デリケートな内容ですが、学年1位という状況に惑わされずに、ちゃんと向き合うとこういうことじゃないかと思うんです。頭の片隅に置いておいてください。

以上です。

とてもいいスタートを切れたみたいですし、この調子で頑張ってくれると良いですね。応援しております!

相談へのお返事でお送りしました。

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。